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上司と部下の考えかたの違いが話題 昭和世代は「未来に希望」、Z世代は「未来はわからない」

おたくま経済新聞 / 2024年4月23日 15時58分

上司と部下の考えかたの違いが話題 昭和世代は「未来に希望」、Z世代は「未来はわからない」

「Z世代と昭和世代の違い」

 世代間ギャップはよく議題にのぼりますが、RIE.さんがSNSで呟いた世代間の違いに関する投稿が、11万を超えるいいねがつくなどして話題を呼んでいます。

こないだ上司と「Z世代と昭和世代の違い」みたいな話になったんだけど、結論から言うと
・昭和世代は「今は苦しいけど未来は良くなる」と思っている
・Z世代は「今はなんとかなってるけど未来はわからない」と思っている
故に行動の違いが生じるのではないかという話になった

■ 「Z世代と昭和世代の違い」

 RIE.さんが投稿したのは、「Z世代と昭和世代の違い」について。Z世代のRIE.さんが、昭和世代の上司と2人で話をしていた時、「(RIE.さんと上司の間で)将来に対する考え方や日々の過ごし方が違うのはなぜか」という話題になったのだとか。

 話を深堀していくと、昭和世代は若い頃に選択肢の少なさに対する苦しさを体験したことから「今は苦しいけど未来は良くなる」という考えが根底にあるのではないか。一方でZ世代は漠然とした将来への不安を抱えているため、「今はなんとかなってるけど未来はわからない」と感じているのではないかと思い至ったそうです。

 これをSNSに投稿したところ「これめっちゃ納得できる」、「興味深い観点」、「未来への展望が思考や行動に影響する」など、たくさんの反響が届いています。

 また、「バブル期の成功体験の有無だと思う」、「昭和世代でも氷河期組は未来は良くなるなんて思ってない」など、就職氷河期を経験したロストジェネレーション世代の人たちから、「自分は昭和生まれだが希望を持っていない」といった反論も多数よせられました。

■ 正しくはロスジェネ前後の話

 これを受けて、RIE.さんは、「昭和世代を雑に括りすぎてごめん!!!正確にはロスジェネ以前/以後の話です」と投稿。

正しくはロスジェネ以前/以後の話

 若い頃にバブル景気を体験し、華やかな時代を過ごしたバブル世代と比較し、バブル崩壊後に就職活動をしたロスジェネ世代や、幼少期からリーマンショックやコロナ禍などの不況の中過ごしてきたZ世代。未来に希望を持つ世代と持たない世代では、考えかたに違いがあるのは無理もないのかもしれません。

 心理学を専攻しているというRIE.さんは、「前提の違いから来る人の認識の枠組みの違いってすごく理解しづらいこと、ゆえにその違いが悪意や僻みを持って解釈されやすいことをよく痛感するので、そこを少しでも埋められたらな」と語ります。

■ 考えかたは違っても素敵な関係性の上司と部下

 その後、RIE.さんと上司は「どうやったら背景の違いを踏まえてお互いに歩み寄っていけるのか」、「定期的にこういう意見交換をしていきたいね」と話したとのこと。

 お互いの内心を素直に吐露したことで少なからず理解しあえた2人。RIE.さんは「若輩者の話を聞いてくれてありがたいな」といつも上司に感謝をしているとのこと。

 世代や考えかたの違いはあれど、お互いの事を尊重しあえる素敵な関係性の上司と部下のようです。

こないだ上司と「Z世代と昭和世代の違い」みたいな話になったんだけど、結論から言うと
・昭和世代は「今は苦しいけど未来は良くなる」と思っている
・Z世代は「今はなんとかなってるけど未来はわからない」と思っている
故に行動の違いが生じるのではないかという話になった

— RIE. (@raccount0906) April 15, 2024

<記事化協力>
RIE.さん(@raccount0906)

(一柳ひとみ)

Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 一柳ひとみ | 配信元URL:https://otakei.otakuma.net/archives/2024042304.html

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