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思わず共感?みんなの「大人になってからの厨二病エピソード」が面白過ぎた

おたくま経済新聞 / 2024年6月7日 18時0分

思わず共感?みんなの「大人になってからの厨二病エピソード」が面白過ぎた

思わず共感?みんなの「大人になってからの厨二病エピソード」が面白過ぎた

 思春期の子どもにありがちな言動や態度を表す言葉「厨二病」。他人とは違う特別な存在であろうとする、発現すると抑えられない隠された力があると思い込む……などなど、おそらく多くの方が一生のうちに一度はかかる病でしょう。

 基本的には心身の成長と共に自然治癒するものですが、中には大人になっても「厨二病」を患ったままの方も。そこで今回は、「大人になってからの厨二病エピソード」を募集してみることにしました。

 募集はおたくま経済新聞のXアカウントの投稿を通じて6月4日から行い、6月7日までに40件近くのコメントが寄せられました。調査にご協力いただいたみなさまに、この場を借りて御礼申し上げます。

 寄せられたエピソードは、どれも思わず「みんな、やってんなぁ!」と感心するものばかり。今回はこれらを「発言・行動系」、「装備・装飾系」、「妄想・思考系」の3つに分類してご紹介します。

■ 発言・行動系

 まずは「発言・行動系」。漫画やゲームのキャラクターになりきるのは、やはり厨二病の王道。コメントの多くを占めていました。

・目が開かなくなった時は「右目がうずく」と言います。

・窮地に陥り困ってるときに「ようやく面白くなってきました!」とか、もうダメだ、とギブアップ寸前の時に「あともう少しで運命の向こう!」とつぶやいている。

・繁忙期に会社で一人で残業 終電ギリギリ行けるか?って時にお気に入りのプレイリストかけながら「さあ ……ここからがショータイムだ……」って呟いて仕事するのは末期症状でしょうか。

・気圧性の偏頭痛で額や側頭部と合わせ眼球が痛む際に、「くっ……◯目が疼く……ヤツが来たのか……!」と、目を掌で覆いながらそっと呟いてしまいます。

・黒い革のコートを羽織り、片手だけ指なし革手袋。WALKMANで「必殺仕事人」のサントラ聴きながら電車に乗ってましたが、普通ですよね。あ、脇に拳銃ホルスター提げてました。

・卒業した後でも剣道部のメンバーで集まった時に、「スターバー〇ストリーム」とか言いながら剣道することが厨二っぽいなと思いますw

・冬の釣行時に釣具を雪に刺して勇者ごっこしたり。「お前にこの伝説の釣竿が抜けるか?」とか問いかけてましたね。

・サバゲとか。五発しか入らないカート式ガスショットガンで、数百発フルオートで撃てる電動ガンに挑む。

・夜中に行った誰も居ないコンビニの駐車場で、買ったばかりの弁当片手、日中から通しで見た魔法使い系アニメの呪文を唱えて、ジャンプしながら、ポーズを取って空に人差し指を突き立てて、誰も見えないビームが出ていると無心した時。

・つい先日、大昔ファミコンでプレイしたRPGをスマホアプリで購入し、今の推したちの名をつけてゲーム開始したところです。

・学生生活が終わり、大人(自営業)になってから髪を死ぬほど伸ばして今腰まで来ている成人男性です……。

■ 装備・装飾系

 お次は「装備・装飾系」。ある程度お金を自由に使える大人になったからこそ、「あの頃の夢を叶えたい!」と、好きな物を身に付ける方も多いようです。

・中ニの時に段ボールで「着れるガンダム」を作ろうとしたが、知識と技術と経済力の低さで断念。それから20年。ガンダムに乗りたかった少年は生身のガンダムになったと……さ(RX-78-2ガンダムのコスプレでスキーをする「生ガンダム」さん)。

・ついつい購入しますよね……(手斧とナイフの写真を添えて)。

・私がメインで運転する車のエンブレムに、旦那がデコシール貼ってくれたのがこれ(悪魔の羽根とツノの装飾)。

・子どもが「もう要らない」と言った竜の剣と盾のキーホルダーたちをコッソリ保管したとき。

・何に使うかわからなくてもこういうの(糸車に取り付ける、複雑な作りの木製パーツ)見ると欲しくなるのがやめられない。

・いつもは買い物するのに万を超えると結構熟考してから買うか判断しますが、先日発売が予告されたマスターソードは口座に金があるのを確認してから夫に了承を得、速攻予約購入しました。私が勇者だ。

・モータースポーツ好きなのでカーボンやアルミという素材にめっちゃ弱い。小学生の背負ってるカーボン柄のランドセルを見ても「カッコいい」「欲しい」と思ってしまう。

・つい黒い服を買ってしまいがちとか、同じ機能の機械なら物理ボタンが多い方を選びたくなっちゃうとか……。

・子どもの頃から好きな赤をパーソナルカラーに決めて、大人になってからも色を選べるものに関しては、私物はほぼ赤いもので揃えてますね。

・お洋服選びの際に「かっけぇ!!」ってなってベルトがいっぱいついた服を買った時ですかね……。

・マフラー巻くときに顔の下半分を覆い隠して「忍びの者」っぽく振る舞ったり、丈の長いコート着る時に敢えて袖を通さずに「暗器使い」っぽく振る舞ったり。

・ちょうどブームにもなってたからってのもあるんですけど、ゴリゴリのパンクの服買い漁ってました。チェーンとジッパーと安全ピンいっぱいついたやつ。あと今だにロリータ服欲しいです。昭和の女だけど。

・伊勢神宮にお店のみんなと行って木刀買ってきた話する?

・今でもゴスロリ好きだし、眼帯萌えるし、全身黒コーデしたくなるし、ゴツいピアス選びがち。

・真剣を買おうとしていた当時、探していた条件が「誉傷があるもの」だったとかも厨二病でよろしいでしょうか。前の持ち主を守った刀とかカッコ良さ天元突破じゃん???

■ 妄想・思考系

 最後は「妄想・思考系」。意外にも(?)ポジティブなものが多かった印象。大人になった今だからこそ、厨二マインドが必要なのかもしれません。

・何か車関係で危ない目に遭ったとき(異世界に飛ばされたり時空を超えたりすればそれはそれで面白いのに)と思って怒りをやり過ごすことを未だにしていることです(笑)。

・ありがち(?)ですが、ぼんやりしたり電車で移動中に架空の設定もりもりな龍やペットが着いてきてるのを想像して窓見るのがやめられないです。

・最近だと店に立つときは「私はこの館のメイド頭」モード(`・ω・´)キリッに入ってる。

・傘って閉じた状態で、杖、ライフル、布部分を硬質化させて両側に広げれば剣、開いたらシールド、骨を伸ばせば触手系武器と万能な変形武器だよなぁ、というのを雨の中妄想で、その辺攻撃しながら散歩したのは大学を卒業してから数年後でした。

・傘を持つと一緒頭によぎるアバンストラッシュ。

■ 一生治らなくってもいいじゃない、厨二だもの

 今回は大きく3パターンに分けて紹介しましたが、その他にもさまざまな「厨二病エピソード」が寄せられました。どれも面白いものばかりなので、気になった方はぜひ編集部のXアカウントを覗いてみてください。

 厨二病と言葉だけ聞くと、なんだかいつまでも子どものようなイメージを持たれてしまいがちですが、今回のエピソードを読み進めていると、ある意味ではこうした考え方は自分を奮い立たせるためにも必要なのでは、と感じました。

 漫画やアニメ、ゲームのキャラクターになりきったり、好きなことやモノで身の回りを固めることは、人によっては最強の自己暗示術になり得ます。現実と向き合う中で、辛い時や逃げ出したい時、きっと心の拠り所となるはず。一生治らなくってもいいじゃない、厨二だもの。

 今回ご協力いただいた皆様はもちろん、これらのエピソードに共感した方々にはぜひ今後も胸を張って、「厨二病」を貫いてほしいですね。

【ゆる募】
厨二病って一生治らないかもしれないなぁ、と思った瞬間など、「大人になってからの厨二病エピソード」を募集します。

※この募集は記事化前提で行っております。寄せられたコメントは記事に掲載する可能性があります。 https://t.co/ptdoWgauUq

— おたくま経済新聞📰 (@otakumatch) June 4, 2024

<記事化協力>
今回コメントをくださった皆様&いいね・リポストをしてくださった皆様

(山口弘剛)

Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 山口 弘剛‌ | 配信元URL:https://otakuma.net/archives/2024060707.html

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