知ってる「桜田門外の変」と違う……！？和装でロケランを構える浪士にびっくり

　「桜田門外の変」と言えば、江戸時代に発生した歴史的事件のひとつ。幕府の大老「井伊直弼」が襲撃を受け、暗殺された出来事……のはずですが、先日Xで注目を集めていたのは、「鰐軍壮」さんの投稿。

　つぶやきにて「桜田門外の変」についての説明がなされていますが、添えられた写真にはロケットランチャーを構える袴姿の男性らが写っているではありませんか。知ってる歴史とだいぶ違うような……！？

「『桜田門外の変』とは、安政7年3月3日に江戸城桜田門外にて発生した大老井伊直弼の暗殺事件であり、攘夷派の浪士がロケットランチャーを用いて幕府要人用のリムジンを襲撃したのは有名な話です」

　SNSではコスプレイヤーとして活動しつつ、和装でサバイバルゲームに参加するなど、幅広く活動している鰐軍壮さん。このロケットランチャー「M202A1 FLASH」のエアガンは2023年10月に通販で購入したもので、これまでもサバゲーに持参したり、節分の豆まきに使用したりと活用していました。

　当時は千葉県にあるサバゲーフィールドにて、友人らと貸し切りサバゲーを楽しんでいたところ、「ロケットランチャーを和装で持っていなかったな」と気付いたため、試しに持ってみた姿を友人に写真を撮ってもらうと……なぜか頭の中に「桜田門外の変」というワードが。

　加えて、フィールド内にリムジンが飾ってあり、これを井伊直弼が乗っていた駕籠に見立てると、まさに史実と異なる桜田門外の変が完成した、という流れだったそうです。

　写真を撮影する上でこだわったのは、一目で桜田門外の変のパロディと伝わるように、リムジンの近くで発射姿勢を取っていること。本来のロケットランチャーの射程でいうと、リムジンと鰐軍壮さんとの距離があり得ない近さですが、それがより一層写真の面白さを引き立てていますよね。セピア加工も良い味を出しています。

　これには投稿を見たXユーザーも「銀魂の世界観」「桜田門外が変」と、思わずツッコまざるを得なかったもよう。投稿には1万件以上の「いいね」が付き、多くの方が史実と異なる「桜田門外の変」に思わず頬を緩めたようです。

　写真の出来栄えについては「狙った構図では撮れたのですがやっぱり浪士と彦根藩士に複数名欲しいなと思ったのと、何より雪が降ってないとダメだなと思ったのが正直なところです。いつか人数を集めてリベンジしたいですね」と、鰐軍壮さん。今後さらなるクオリティアップを果たした「桜田門外の変」が見られるかもしれません。

「桜田門外の変」とは、安政7年3月3日に江戸城桜田門外にて発生した大老井伊直弼の暗殺事件であり、攘夷派の浪士がロケットランチャーを用いて幕府要人用のリムジンを襲撃したのは有名な話です。 pic.twitter.com/gfGS78KOZb

— 鰐軍壮 (@WANIGUNNSOU) June 8, 2024

＜記事化協力＞
鰐軍壮さん（@WANIGUNNSOU）
マサキタケオさん（@takeo1945）
あるたしきつねさん（@Altair0683）

（山口弘剛）

Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 山口 弘剛‌