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「歩行者用押しボタン箱」をインターホンに再利用 驚きの工作が話題

おたくま経済新聞 / 2024年6月19日 12時0分

「歩行者用押しボタン箱」をインターホンに再利用 驚きの工作が話題

画像提供:趣味びとさん(@Syumibit)

 「インターホンがついに完成した」とSNSで報告したのは、X(Twitter)ユーザーの趣味びとさん。

 投稿した写真を見てみると、写っていたのはなんと街中で目にする「歩行者用押しボタン箱」。こ、これは押したい……!

 「気に入っちゃったので飽きるまで当分部屋の中に置いておく」というコメントも添えられており、作品の出来映えには大満足なようすです。

 通常、ボタンの下のプレートの部分には「横断歩行者はボタンをおしてください」と記されていますが、「インターホン ボタンをおしてください」と書きかえているなど、細かいところまでこだわりを感じます。たしかに、これは誰でも飾っておきたくなるのではないでしょうか。

「歩行者用押しボタン箱」のインターホン

■ 電気について基礎から学び直して作成

―― 「歩行者用押しボタン箱」のインターホンを作ろうと思った理由を教えてください。

 酔って歩いて帰っている時に、歩行者用押しボタン箱を押して思いつきました。小さい頃からバスのボタンや歩行者用押しボタン箱が好きでしたので、その影響が強いと思います。

―― ちなみに「歩行者用押しボタン箱」は、どこで入手したのでしょうか?

 歩行者用押しボタン箱はメルカリで購入したものです。以前にも信号機の入札会が話題になっておりましたので、交換時に取り外された物が民間に払い下げされた物と思います。

―― メルカリで販売していたんですね!「歩行者用押しボタン箱」のインターホンを作る上で大変だったことを教えてください。

 電気に関しての知識が全く無い状態から制作を開始しましたので、基礎から勉強をし直しました。電気に詳しいXのフォロワーさんにアドバイスを頂きながら回路を組みましたが、自分にとってはとても難しかったです。

―― 基礎から!?凄い……。今回こだわった部分は、どこですか?

 「インターホン ボタンをおしてください」と書かれたプレートが1番のこだわりポイントです!本物にできる限り近づけたかったので、金属板も本物と同じものを使用しました。

「インターホン ボタンをおしてください」と書かれたプレート

 それからフォントも極力近いものを使いたく、相当探しました。他にも文字の太さやインクの色、取り付け時の電線管などを実物と同じものかそれに近いものにしましたので、違和感のない仕上がりになったのではないかと思っています。

 プレート制作に協力頂いた工房の方にも相当無理を言って作ってもらいました。

―― 当分部屋の中に置いておくとのことでしたが、現在はどうされているのでしょうか?

 インターホンとして実際に使用するつもりでしたが、制作にお金をかけすぎて設置費用が無いので、当分家の中に飾っておきます。

* * * * *

 電気に関して基礎から学び直したりするなど、大変な苦労を重ねて完成させた「歩行者用押しボタン箱」のインターホン。折角完成したにもかかわらず、予算の都合で設置できないのは残念な気もしますが、飾っておくだけでもじゅうぶん楽しめそう。

 さらに実際に入り口に設置した時、趣味びとさん以外で最初にボタンを押すのはいったい誰なのか?そして反応も気になるところですね。

インターホンついに完成したけど、気に入っちゃったので飽きるまで当分部屋の中に置いておく pic.twitter.com/m1OuEdSn7V

— 趣味びと (@Syumibit) June 13, 2024

ちなみにプレートはこんな感じで作ってもらいました✌️

他にも製作に当たり、回路を組む際に助言を下さった方、プレートに入れるインクを教えて下さった方の協力があって理想通りに形に出来ました。

ご協力下さいました皆様、ありがとうございました!

また何か作るのでその時はお願いします🙏 pic.twitter.com/nq9oZlyiHt

— 趣味びと (@Syumibit) June 15, 2024

<記事化協力>
趣味びとさん(@Syumibit)

(佐藤圭亮)

Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 佐藤圭亮 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2024061903.html

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