Ankerがモバイルバッテリー2製品を自主回収 海外で発火事例発生

回収対象の2製品

　アンカー・ジャパン株式会社（以下、Anker社）が、同社製モバイルバッテリー2製品の自主回収を9月17日に発表している。

　海外で発火などの安全上の問題が発生したことを受けてのこと。日本での発生は発表時点「0」としている。

　自主回収の対象となるのは次の2製品。

▼Anker Power Bank（20000mAh, 22.5W, Built-In USB-C ケーブル）
販売期間：2024年1月12日から2024年9月17日

▼Anker 334 MagGo Battery（PowerCore 10000）
販売期間：2024年2月1日から2024年9月17日

　同社による経緯の説明によると、2024年7月に海外で対象製品の発火する事象を確認。グループのグローバル全体で出荷を停止し、原因究明に向け調査を行ったところ、製造過程での不備が判明。自主回収を決定したという。

　具体的な原因は、バッテリーセルの製造委託先のサプライヤーが、Anker社の規定を超えて摩耗したホーンを使用。セルの固定分に不十分な箇所が生じたことで、発火につながりえる状況が発生していたという。

　Anker社は、対象製品を持っている人に対して、製品の回収と交換を呼びかけている。対象製品かどうかは、製品に記載されたシリアルナンバーを用いて、同社のウェブサイト（https://www.ankerjapan.com/pages/202409-support）で確認できる。

情報提供：アンカー・ジャパン株式会社

Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By おたくま編集部 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2024092702.html