AIとピザ職人がタッグ結成 ピザハットのピザ全品がチーズ量130％の「AIピザ」にリニューアル

　ピザチェーン「ピザハット」は、「甘味、塩味、酸味、苦味、うま味」の黄金比を実現するために、AIとピザ職人であるピザハットの商品開発員が手を組み、全ピザのモッツァレラチーズ量を130％に増量することを決定しました。

　「チーズが増えて、より美味しくなったすべてのピザ」を、10月21日に全国の店舗で発売します。

■　チーズ量の「黄金比」をAIが分析　ピザ職人も絶賛

　「AIピザ」は、味を数値化・チャート化して客観的に評価できるAI味覚センサー「レオ」と、ピザハットの開発ユニットが長年培ってきた知識と経験を融合させて誕生。

　AIによる分析では、もっと美味しいピザになるためには、モッツァレラチーズの量を増量することがキーポイントとして挙げられ、分析を重ねたところ、現行のピザの生地やソース、具材との相性度ではモッツァレラチーズ量が130%と140%が高く、150%だと下がるという結果が出ました。

　これを踏まえて、売上上位12種類のピザで商品開発員による試食を重ね、最終的に、素材の味を引き立てつつ、チーズのうま味を最大限に引き出すことができ、すべてのピザに適用可能な「黄金比」は130％であると満場一致。

　これは「マルゲリータ」のようなシンプルなピザから「プルコギ」のようなガッツリ系のピザまで、ピザハットが販売している多種多様なピザすべてにあてはまるとのこと。「AIピザ」が実現した瞬間です。

　毎日ピザの美味しさを追求し続けている「ピザ職人」商品開発ユニットマネージャー・小森拓麻さんは「今回のチーズ増量は、圧倒的に一番の仕上がりです。私のキャリア史上一番の自信作、とにかくおいしい！」と「AIピザ」を絶賛。特におすすめはしたいのは、アメリカンピザ「デラックス」「スーパー・シュプリーム」、「ほっくりポテマヨソーセージ」とのことでした。

■　リニューアルを記念したWEBムービーや特設サイトも

　今回の全ピザリニューアルを記念して、ピザハットの公式YouTubeチャンネルではWEBムービーも公開されています。

　イメージムービーの中で発せられる「人間 vs AI」ではなく「人間 with AI」というメッセージは、まさしくこれからの人とAIの在り方を象徴しているかのよう。AIで進化したピザに期待したくなる内容となっています。

　動画公開に併せて、「AIピザ」特設サイトもオープン。第1弾コンテンツとして「チーズ130%、うまさの黄金比の秘密」を公開し、AIピザ誕生の開発秘話などが公開されています。

　今後も11月11日に第2弾コンテンツ「シェフも納得！チーズ130%のうまさの黄金比 ピザの正解」を、11月20日に第3弾コンテンツ「チーズ130%のうまさの黄金比をみんなで体験！ 本当にこっちがうまいか体験会」と、新たなコンテンツを続々公開予定とのことでした。

情報提供：日本ピザハット株式会社

Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 山口 弘剛‌ | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2024101705.html