子ども向けプログラミング学習教材“紙ボット”が面白すぎる!

おたぽる / 2016年3月2日 11時0分

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“IT先進国”の地位を確たるものにすべく、日本でも児童教育での“プログラミング教育”に注目が集まっているが、子どもの歓心をひく“紙のロボット”を使った、いかにも楽しそうな“教材”がお目見えして話題だ。


■“紙ボット”で楽しくコンピュータ言語を学習

 なんともカラフルな紙のロボットはその名も“Kamibot”。まさに名は体をあらわしている。しかしいったいこのロボットでどうやってプログラミングの学習ができるというのだろうか。実はこの“紙ボット”、Scratchという子ども向けのコンピュータ言語で行き先がプログラムされているのだ。

 授業では、川を渡る橋や行き止まりなどが描かれている地図の上にゴールが設定され、この紙ボットがどうやったら目的地に辿り着けるのかをまず子どもたちに考えさせる。モーター駆動のこの紙ボットの動きをScratchでプログラミングして、考えた通りに動かして無事にゴールに導くことがこの授業の目的だ。

 コンピュータ言語は基本的には言葉と同じように、キーボードで入力して“書く”ものであるが、アメリカの「MITメディアラボ」が開発したこのScratch (スクラッチ)は、ビジュアルの情報だけでもプログラムを組むことができる初心者向けのコンピュータ言語で、まずは子どもたちにコンピュータ言語の働きを理解してもらうために開発された。入門用の言語とはいえ、このScratchで制作した趣向を凝らしたミニゲームなども、現在では数多く発表されている。子どもたちにコンピュータ言語への興味を持たせるには格好の言語であると共に、もちろん年齢に関係なくこれからプログラミングを学んでみようという向きにも効果的な入門用教材になるだろう。公式サイトから無償で提供されているし、日本語で解説しているサイトも多いので、興味本位で触れてみてもよさそうだ。


■スマホを使った遠隔操作も可能

 この紙ボットに使われている初心者向けの技術は、Scratchだけではない。本体を制御するArduino(アルデュイーノ)という初心者でも簡単に扱えるマイコンボードもまた、手軽に電子工作ができるユニットだ。もちろん電子工作まで子どもたちに教えるわけではないのだが、低価格でシンプルなArduinoは将来的に紙ボットのハードウェア構造に興味を持った生徒たちにも扱いやすい電子工作キットである。

 ロボット本体の紙のボディだが、これはすでに公式サイト上にPDFファイルで5種類用意されており、誰でもダウンロードが可能になっている。プリントアウトした型紙に、自由にカラーリングを施して自分だけの紙ボットをデザインするのも、プログラミングとはまた違った教育効果をもたらしそうだ。

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