『Free!』から腐女子が大量移動? まさかの腐女子受けナンバー1『弱虫ペダル』が萌えるワケ

おたぽる / 2014年3月26日 16時0分

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 ロードレーサーを描く熱血少年マンガ『弱虫ペダル』(秋田書店)。絵柄を見る限りでは、それほど腐女子に人気が出そうには見えないのだが、なんと今期のアニメで最も腐女子受けのいい作品になっているようなのだ【編注:『弱虫ペダル』は2013年10月より放送中】。その証拠に、2月8日から開催されている「弱虫ペダル in ナンジャタウン」では、オープン初日が大雪だったにも関わらず、早朝から300人を超える人々が並んでいたほど。それほどまでに腐女子を惹きつける『弱虫ペダル』には、いったいどんな魅力があるのだろうか?

 まず、外せないのがスポーツ少年たちの熱い関係性。もちろん、他校とのライバル関係も萌え要素なのだが、『弱虫ペダル』で描かれるロードレースでは同じチームメイトでも仲間でライバルという関係がある。インターハイでは、「チーム」が"メンバーの誰かを勝たせるために走る"のだ。でも、それまでには平坦な道を得意とするスプリンターや登りが得意なクライマーといったポジション争い、メンバー争いがある。主人公の小野田と同じ1年生で入部した、クールで負けず嫌いな今泉と"浪速のスピードマン"という異名を持つ転校生・鳴子もライバル関係。しかし、初心者の小野田に対しては、鳴子が走っている最中でも「手貸せ」「ワイの根性注入したる!」と言って手を握るし、鳴子と今泉2人がかりで腰に手を当てて励まし、背中を押す場面もある。主将も、フラフラになった小野田を横から支えながら「お前が倒れたら俺が支える」と言うのだ。さらに、1年生たちと壮絶なレギュラー争いを繰り広げた2年生コンビ、無口な青八木と策士の手嶋にも、1年間ずっと2人で積み上げてきた思いと時間がある。「インターハイは2人で行く。それ以外は意味ない」と言った青八木の言葉に、きゅんとした腐女子はたくさんいるだろう。この男と男の駆け引きや友情、絆は、萌えと切っても切れない関係にあるのだ。

 また、この作品ではいろんな方向にいろんなフラグが立ちまくっている。腐女子なら「この人はこの人とカップリングされているのかぁ......。でも、個人的にはあんまり好みじゃないな」と思うことも少なくないはず。しかし、『弱虫ペダル』では、公式でいろんなカップリングの可能性を押してくれるのだ。

 たとえば、この作品で1番人気の巻島の場合。彼は、小野田のいる総北高校自転車部の3年生で、小野田と同じく登りを得意とするクライマーだ。だから、小野田との絡みも多いし、小野田も巻島のことをカッコイイと思っている。また、箱根学園にはライバルの東堂尽八がいるのだが、彼はことあるごとに巻島に電話し「巻ちゃん」「湯上りは髪乾かしてるか? あったかくして寝ろよ」などと言ってくる。それにツッコみながらも、留守電が入っていたら律儀にかけなおすし、お互いに認めあっている。直接対決のシーンでも「巻ちゃああん!!」「尽八ィィ!!」とお互いの名前を叫びながら、身体をぶつけあいながら走る。もうこのカップリングで決まりだろう! と思いきや、同級生でチームメイトでもある田所がクマ化する妄想をして「あ、ちょっとかわいい」と思ったり、小野田に「かっこいい」と言われて照れたり。それ以外にも、やたらと合宿でお風呂シーンがあったり、無駄に鳴子が牛乳を一気飲みするシーンがあるので、これはもう公式が狙っているとしか思えない。

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