「AV女優からアイドルになれるかも......」アイドルになりたかったAV女優が見た現実

おたぽる / 2014年4月17日 14時0分

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――地下アイドルの"深海"で隙間産業を営む姫乃たまが、ちょっと"耳の痛~い"業界事情をレポートします。

 こんにちは、東京都は下北沢の(売れない)地下アイドル、姫乃たまです。

 連載第2回目のテーマは、「地下アイドルとAV女優」にスポット当てたいと思います。

 私は、地下アイドルの肩書きを持ちながら、アダルト系媒体をメインにライターの仕事もしているので、よく「いずれはAV女優になるのか?」と聞かれます。あまりにもよく聞かれるので、「AV女優になるのではないかという件について」という文章まで、自分のブログで公開したほどです。

 アイドルになりたかった女の子たちが、自分の名を売るために始めたグラビアが気づけばイメージビデオになり、AVになり......という話は少し前までよく耳にしましたが、最近では先にAV出演が決まってから、"元アイドル"という肩書きをつけるためにわざわざイメージビデオを撮るなんて話を聞くようになりました。

 AV女優たちのアイドルグループが結成されるなど、最近はその垣根が曖昧になりつつもあるようなアイドルとAV女優――そこで、今回はアイドルになりたかったのに最初からAV女優になってしまった女の子のお話をしたいと思います。

 AV女優に"なってしまった"と書いたのは、最初から最後まで、当人がAV女優の自分に納得していなかったからです。幼い頃から可愛い物や服が好きだった彼女は、人前で踊ったり歌ったりするのが夢でした。正直、お世辞にも歌がうまいとは言えませんでしたが、絶対音感があるそうで、自分で歌ってて音がずれていくのが気持ち悪いと言っていたのが印象に残っています。

 彼女はある日、街中で声をかけてきた芸能スカウトマン(実際は風俗やAVのスカウトマン)の紹介で、"アイドル番組"の収録に行きました。ところがそこで彼女を待っていたのは、白いブリーフ姿の男性たちでした。番組の内容も知らされず不安でしたが、楽屋にはほかの女の子達もいたので、「まあ、大丈夫かな」と少し安心したそうです。

 結果は、服こそ脱がなかったものの、わけが分からないまま男性たちに精液をかけられ、呆然としたまま収録は終わりました。

 アイドルや素人を騙すAVはよくありますが、私はその話を聞いて、初めて本物があることを知りました(もちろん彼女以外は仕込みのAV女優でした)。アダルト系ライターとしては、仕掛けた側はなんて優秀なAVメーカーだろうと思いましたが、アイドルの立場からしたら、たまったもんじゃありません。

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