ペリーヌ、トム・ソーヤー、ビッケ...名作アニメのキャラクターが瑞々しいイラストで蘇る!『関修一の世界』

おたぽる / 2014年4月21日 12時0分

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『小さなバイキング ビッケ』『ペリーヌ物語』『トム・ソーヤーの冒険』『家族ロビンソン漂流記 ふしぎな島のフローネ』『私のあしながおじさん』『トラップ一家物語』『ボスコアドベンチャー』......。一連のタイトルを見て胸がキュンとなった人はもちろん、アニメ黎明期の空気を知りたい人、アニメーターを目指している人などに朗報! これらの作品のキャラクターデザインを手がけたアニメーター・関修一氏による初の画集『関修一の世界 キャラクターデザイン・ワンダーランド』が、4月21日、東京書籍より発売された。

 関氏は日本のテレビアニメ黎明期である1967年に業界入りを果たし、背景美術でキャリアをスタートさせたのち1969年に『忍風カムイ外伝』で初めてキャラクターデザイナーを担当(当時はまだキャラクターデザインという肩書が存在せず、単に「美術」と呼ばれていたそうだ)。以降47年もの間、アニメーター・キャラクターデザイナーとして活躍しているアニメ界の大ベテラン。2009年より、自身が生み出してきたキャラクターの日常を描く描き下ろしイラストを発表する個展も開き、毎回大盛況となっている。

 しかし、関氏本人としては個展を開くまでは果たして自分にはどれほどのファンがいるのか想像もできなかったそうだ。

「展覧会をやるようになって"もっと早くこういう催しをやってほしかった"という声が多く届くようになって、びっくりすると同時に感謝しています。小さい頃に私のキャラクターを見て励まされていた、という声もありましたが、そういう方に出会うことで私も"また描かなきゃ"という力をもらっています」(関修一氏)

 この声援が後押しとなり、現在までに個展は4回開催。そこで発表されたイラストの点数も数知れず。今回の画集にはこの作品群と描き下ろしの新作が収録されており、関修一という名前を知らなくとも、誰もが一度はどこかで目にしてきた有名キャラクターたちがフルカラーで描かれている。

 それにしても、関氏の描くキャラクターのなんと瑞々しいことか。ページをめくるごとに、キャラクターの息遣いや生活音が紙の向こうから聞こえてくるかのような生々しさと存在感。そして繊細さとある種の艶っぽさに圧倒されるばかりだ。個人的な感想になってしまうが、とりわけ『ペリーヌ物語』の主人公・ペリーヌの表情を大きく描いた「ペリーヌ13歳の旅立ち」は白眉である。関氏が『ペリーヌ物語』で挑戦したシンプルなラインを残しつつ、そこはかとない色気を感じさせるリアルなタッチがたまらない。

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