KADOKAWA覇権にロボット・ブーム、少女マンガ原作の復権...2014年春・深夜アニメの傾向を探る!

おたぽる / 2014年5月3日 13時0分

(地上波放送の提供クレジットに準じます)

 こうなった理由として挙げられるのは、深夜帯にはラノベ原作のアニメが多いこと。

 昨年(13年)10月のアスキー・メディアワークス、富士見書房、メディアファクトリー、エンターブレインなど連結子会社数社を吸収合併化によりKADOKAWAのブランド傘下に。これによりそれぞれの社の文庫から発刊されているラノベがアニメ化されると自動的にKADOKAWAの冠が付く形になったわけです。また、ドコモ・アニメストアはNTTドコモと角川書店(当時)の合弁会社であり、より一層KADOKAWA色が強くなっています。

 こうして春期ライトノベル原作アニメは、ほぼKADOKAWA一強状態へ。その一方で『風雲維新ダイ☆ショーグン』『メカクシティアクターズ』のような独立性の強い作品もフォローするあたり、王者の余裕を思わせます。いよいよKADOKAWAのアニメ界覇権掌握に王手がかかったと言っても過言ではないでしょう。

●真夜中のスーパーロボット大戦? ロボットアニメ大量放映

 深夜帯だけで巨大ロボットが登場するメカアクション物が6本放映開始されました。

■『ブレイクブレイド』
■『キャプテン・アース』
■『健全ロボ ダイミダラー』
■『風雲維新ダイ☆ショーグン』
■『シドニアの騎士』
■『M3 ~ソノ黒キ鋼~』

『ブレイクブレイド』が劇場版の再編集作品とはいえ、玩具メーカーがメインスポンサーとなるキッズ向け作品以外で、これだけの数が一気に揃うのはなかなか無い事例だと思われます。その内訳は、『キャプテン・アース』『風雲維新ダイ☆ショーグン』『M3 ~ソノ黒キ鋼~』がオリジナル企画、『健全ロボ ダイミダラー』『シドニアの騎士』『ブレイクブレイド』がマンガ原作と、きれいに分かれている印象。

 中でも『ダイミダラー』『ダイ☆ショーグン』の2作がエロ要素とギャグ要素を全面に押し出した作風なのが目立っていますが、『ダイミダラー』は過去のロボットアニメでの"ありがちシチュエーション"をパロディ化するなど、スタッフのロボットアニメへの知識と愛を感じさせてくれる出来。

 かつて富野由悠季監督は「オリジナルで自由なストーリーを展開出来るアニメの企画はロボット物ぐらいしかなかった。それがロボット物に数多く携わってきた理由」という旨の発言を繰り返しされています。

 テレビアニメ50年に渡る歴史を振り返って見ても、ロボットアニメは『マジンガーZ』『機動戦士ガンダム』『新世紀エヴァンゲリオン』など時代の転換点となるキーポイント的な作品がブームを引き起こしてきました。この6作品の中から次世代の牽引者となる大ブレイク作品が生まれるかどうか? 楽しみに見守ってみましょう。

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