固定給はありません! 地下アイドルライブにおけるチケットの「予約」システムが生んだ悲劇のお話

おたぽる / 2014年5月27日 22時0分

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――地下アイドルの"深海"で隙間産業を営む姫乃たまが、ちょっと"耳の痛~い"業界事情をレポートします。

 あなただけ今晩は、アダルトライター兼、地下アイドル姫乃たまです。

 今回のテーマは「地下アイドルのライブにおける収入」です。最初に言っておきますけど、地下アイドルに固定の給料なんかありません。しかし、あの客数でどうやって"仕事"を成立させているのでしょう。

 "アダルトライター兼"って......「アイドルがアダルトの仕事を兼ねていいのか?」という疑問の声が耳元まで押し寄せていますが、聞き入れませんよ。聞き入れてしまったら、その通りにするしかないので......。

 そんな私ですが、小さな胸を張って「肩書きは地下アイドルです」と言えるように、定期的に地下アイドルのイベントに出演して歌い続けています(ほかにも、首から下に穴がないため"性交と排泄ができない設定"にしているとかいろいろあるのですが、テーマにそぐわないため割愛します......)。

 普段、私のように売れてないアイドルは脚をぷらぷらさせて仕事を待っていると思われるかもしれませんが、平日週末問わず、地下にあるライブハウスでライブをしているので、実は小忙しいのです。

 地下にあるライブハウスで活動しているという名前の由来(諸説あり)通り、地下アイドルの主な活動は、ライブで歌うことです。また、メジャーに行くための過程として活動している子たちは「地下アイドル」という蔑称を嫌い、「ライブアイドル」と名乗ることもあります。

 私も、多い時は高校に通いながら月に20本以上のライブに出演していました。実は売れっ子......な、わけではありません。猫の手ならぬ、無名の高校生すら借りたくなるほど、数多くのアイドルイベントが連日連夜、開催されているのです。そう、イベント数に客の数が追いつかないほどね......。そのため、アイドルも運営者もファンも、全員顔見知りというアットホームな空間が生まれることもしばしばありますが、同じ顔を突き合わせていると、だんだんアイドル同士で少ない客のとりあいや消耗戦が始まるのです。

 数年前のとある日、こんな体験をしました。

 十数組いる出演者のうち、半分以上が予約リストに同じファンの名前を書いていたことを主催者が顔合わせでバラしたのです。てっきり自分で入場してくれると思っていたアイドルたちは、一斉に誰の名前で入場されるのかを探り始め、会場は女たちの地獄絵図に......ぎゃああ!

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