『冴えない彼女の育てかた♭』2話 詩羽先輩、最後になんて言ったの? あの口パクは原作にはなかった

おたぽる / 2017年4月21日 20時0分

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───0話が水着回、1話が過去の番外編。ギャルゲー制作は進んでいるのかな? 霞ヶ丘詩羽フィギュアを部屋に飾っているかーずSPがTVアニメ『冴えない彼女の育てかた♭』を全話レビューします。※第1話レビュー。

 A-1 Picturesが制作している『冴えない彼女の育てかた♭』(フジテレビ系「ノイタミナ」)は、監督に亀井幹太、シリーズ構成・脚本に原作者の丸戸史明を起用している青春ラブコメ作品(公式サイト)。オタク高校生の安芸倫也(あき・ともや/演:松岡禎丞)が、周囲のハイスペックな女子たちと一緒に理想のギャルゲーを作ろうとする物語。

 Amazonビデオ限定の0話も、1話も、いわば外伝でした。物語を動かす前に、キャラクターを掘り下げていく丁寧な作りをしています。ライトノベルは「キャラクター小説」と呼ばれるくらい、登場人物の個性が強いジャンル。だからこの2話使ったプロローグは大正解。


■Episode#2「本気で本当な分岐点」

 やっと本編の開始となった2話。詩羽はシナリオ完成記念のご褒美として、倫也とデートします。ところが本屋で倫也をそばに立たせたまま、『化物語』シリーズを延々と読みふける詩羽。これ、なんの放置プレイ?  しかも唐突に赤い夕陽と、静止したままの画面。阿良々木暦っぽいセリフ回しで、倫也のモノローグが始まりました。登場キャラが『化物語』を読みながら、アニメ『化物語』の演出をするっていうメタなネタになってます。

 なんというアニメ上級者向けのボケ。ライト層も多いであろうノイタミナでぶっこんできますね。『化物語』も『冴えカノ』と同じアニプレックスの岩上敦宏プロデューサーだからこそ実現できたんでしょう。ちなみに原作(5巻29ページ)だと『司馬遼太郎全集』全68巻。どっちも一日では無理でしょ。

 そしてしっかり尾行する英梨々。デートを尾行するライバルヒロイン、ラブコメでは僕らの大好物な展開です(お約束ともいう)。恵も呼びつけられて、とんだとばっちり。でも恵が英梨々の親友になっていることがさりげなく示される。好きなシーンです。


■最後に詩羽は何を言った

 英梨々には、クラスメイトや美術部でも友達がたくさんいる。でもオタク趣味を誰にも打ち明けられない。恵は英梨々のオタク趣味や同人活動を知った上で受け入れた、最初の同性なんです。隠れオタクを最初に知ったのは詩羽だけど、仲が悪いですしね。恵が英梨々に洋服を選んであげたり、二人の関係はちゃんと進歩している。

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