日本三景に三大祭、元祖御三家まで!「三言葉」及び「三大○○」を1000点以上も集めた『日本三大ブック』とは?

おたぽる / 2014年6月29日 19時0分

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――ようこそ、「特殊古書店ダリオ堂」へ。当店では、ちょっと変わった本たちを皆様にご紹介していきましょう。

――日本人は数字の中でも特に「三」を好み、ものごとや人物を「三」でくくる歴史と文化をもち続けてきました。それは「三」にはある種の魔力、霊力があると信じられていたからにほかなりません。――(「はじめに」より)

 確かに日本人は「三大」が好きです。エリック・クラプトン、ジェフ・ベック、ジミー・ペイジというヤードバース出身の三人のギタリストを「三大ギタリスト」なんて呼んだりしますが、これは日本だけの概念のようで、海外ではなんでこの三人をひとくくりにするのか不思議がられるとか。日本人は、なんかジャンルがあると、すぐに「三大」を決めたくなる習性があるんですよね。

 というわけで、本書はありとあらゆる「三大」を集めた本です。セレクトしたのは、放送作家の加瀬清志とマンガ家・畑田国男による「日本三大協会」。同協会が保有している「三言葉」及び「三大○○」1万点の中から12テーマ、1000点以上が掲載されています。

 代表的な日本三景(宮島、天橋立、松島)から始まって、三種の神器、造化三神なんて神話の時代の話から、全都道府県の三大祭に三大名所、芸能では元祖御三家(橋幸夫、船木一夫、西郷輝彦)に新御三家(郷ひろみ、西城秀樹、野口五郎)にニュー御三家(あいざき進也、城みちる、荒川務)、平成御三家(吉田栄作、織田裕二、加勢大周)。アリスとかキャンディーズとかの三人グループの名前も上げられてますね。あ、でも、ドリカムが上げられているのは、若い人にはピンと来ないかも......(笑)。あと胸毛三羽鳥(長嶋茂雄、朝潮太郎、由利徹)ってのは、初めて聞きましたよ。

 とにかく1000点もの「三大」ということで、カバーする範囲というか、ジャンルもやたらと広いのです。流行作家の三太郎(司馬遼太郎、池波正太郎、西村京太郎)、三菱電機の社訓(挑戦、創造、誠意)、三言女の子(ウッソー、ホントー、カワユーイ)、三大ラーメン(札幌、喜多方、博多)などなど、かなり苦しいものもありますね。

 この本が出たのは1993年。今から約20年前ということで、かなり時代を感じるものもあって、そこがまた面白いわけです。

 きつい、危険、汚いの「3K」なんて言葉が出来たのもこの時期ですね。結婚の三高主義(高身長、高収入、高学歴)なんてのも、のんきないい時代だったなぁ、と思ったりして。

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