書店の搬入数も絞り気味!? C86に見る『艦これ』同人人気の実態

おたぽる / 2014年8月25日 14時0分

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 コミックマーケット(以下、コミケ)の新たな目玉になったジャンル『艦隊これくしょん~艦これ~』こと『艦これ』。同ジャンルは、今回のコミケ86で単独のジャンルコードに昇格するほどの人気を博している。2009年の夏に、同様に独立した『東方』ジャンルは男女の別なく大人から小学生までをも巻き込み、当時のコミケでは前に進むこともできないほどの人々で溢れかえっていた。そのため、今回の『艦これ』ジャンルもかなりの混乱が予想されていた。

 ところが、実際に蓋を開けてみると、『艦これ』のシマはかなり落ち着いている印象。原作ゲームからしてユーザーの年齢層が限定されている影響もあるだろうが、もしかしてすでに『艦これ』人気は失速しているのではないか......? 来年のアニメ化を前に、ふとそんな疑問が頭をよぎった。

 そこで、ある同人業界関係者に率直に疑問をぶつけてみると、次のような見方を示してくれた。

「『艦これ』は、オンリー即売会が数多く行われているジャンルで、十分に人気がありますよ。ところが、これまでの『艦これ』オンリーイベントでは特定のサークルに人気が集中するという現象も見られていました。なので、今回コミケに参加した『艦これ』サークルの多くは、同人誌の搬入数を絞る傾向にあったようです。そのため、人気の割にいまいち活気に欠ける印象になってしまったのかもしれません。ただ、ファンの立場からいえば、今回のコミケは全国から多くの『艦これ』サークルが一堂に会する初めての場として楽しむことができました」

 また、別の業界関係者によれば、こうした現象もあり、通常であれば人気ジャンルの同人誌を多く委託販売する同人書店でも『艦これ』同人誌の搬入数を絞っているという話もある。来年のアニメ化に向け、さらなる盛り上がりが予想されている『艦これ』の浮沈に注目だ。
(取材・文/昼間 たかし)

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