高齢者にもオススメ!? 松平健主演の“俺TUEEEE“系アニメ『暴れん坊力士!! 松太郎』の魅力

おたぽる / 2014年8月30日 13時0分

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 主人公キャラが常に最強の力を発揮して敵を一撃撃破、向かう所敵なしという状態でストーリーが進む、俗に"俺TUEEEE系"と呼ばれるアニメ、最近良くありますよね。

 では現在放映中のテレビアニメで一番すごい"俺TUEEEE"作品はなんだと思いますか? 『魔法科高校の劣等生』?『ソードアート・オンラインII』? もしかして『カードファイト!! ヴァンガード』? 答えはすべてノーです。

 無敗の主人公が立ちはだかる者すべてを叩き潰し、我が道を謳歌する最高のテレビアニメ。それこそが毎週日曜・朝6時半からテレビ朝日系で放映中の『暴れん坊力士!! 松太郎』であり、"俺TUEEEE"界のチャンピオンたる主人公が松太郎(CV:松平健)なのです! 本稿では放映開始直後からコアなアニメファンの間で超傑作の呼び声高い本作の魅力を、読者の皆さんにお伝えしようと思います。

 原作は"人並み外れた怪力の持ち主・坂口松太郎が相撲部屋に入門、一人前の力士に育つ"という約40年前に連載開始された、ちばてつや先生のあまりにも有名すぎるマンガ『のたり松太郎』。本作のプロデューサー陣はアニメのスタートにあたって「家族揃って、とくに高齢者の方にも見ていただけたら」という発言をなされているのですが、アニメでは原作よりも松太郎をより幼稚により粗暴なキャラクターとして描くことに注力しており、よい子のためのニチアサキッズタイムにふさわしからぬエクストリームなバイオレンス描写が毎回炸裂する有り様。

 特にオススメなのが浦沢義雄さんが脚本を担当した回です。第5話『へたりと挫折と復活』こそ先輩力士の猪ノ川関に稽古を付けられプロの世界を厳しさを教えられるという原作に沿った内容でしたが、親方たちの留守に無断で出前を取りまくって食べ散らかす第8話『勝手なホームパーティ』、金髪のお坊ちゃん力士・大黄金(おおこがね)から八百長試合を持ちかけられ喜んで受けようとする第11話『大黄金』、幕下優勝した松太郎がバリカンを持っておかみさんを襲ったり令子先生とのデートの最中に野鳩を焼き鳥にして食おうとしたりした挙句最後は電動パンダに乗って町内パレードを行う第14話『優勝パレード』と、どれを見ても松太郎の野人蛮人ぶりを強調する珠玉のエピソードを連発しています。

 しかし! 現時点最大の問題作は、大和屋暁さんが脚本を担当した13話『千秋楽』だと思います。そもそも本作、番組冒頭時に過去の大相撲の名取り組みや話題の勝負を実際の映像を使って紹介する「大相撲 伝説の名勝負」なるコーナーが挿入されるぐらい日本相撲協会と昵懇な関係が伺われるのですが(さすが『大相撲ダイジェスト』で鳴らしたテレ朝さん!)、この13話では「イケメン若手力士として最近大人気のあのヒト」に酷似した"近藤"なる力士が登場、千秋楽の日に松太郎と幕下優勝を賭け激突するというお話。

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