業界初! 本格的シネスコサイズは映画化への布石なのか?『グリザイアの果実』【第一話レビュー】

おたぽる / 2014年10月22日 1時0分

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――食欲の秋! スポーツの秋! そしてアニメの秋!! 秋の夜長をさらになが~く熱くする新番組からお気に入りを見つけ出そう! 9~10月より放映開始された2014秋の深夜アニメの第一話をレビューして、オススメ作品をコンセルジュする連載「深夜アニメ 闇夜の千本ノック」! ※放送日などは全国ネット及びTOKYO MXに準拠します。

【10月5日(日)編】

■『グリザイアの果実』 
第1話「普通の学園生活」

 フロントウイングから発売されたPCゲームを原作に、天衝監督とアニメ制作会社・エイトビットによりテレビアニメ化。

 海辺の町・三嶋崎に建つ私立美浜学園。そこは、最近設立された全寮制の学校だが、榊由美子・周防天音・松嶋みちるらわずか5名の女子生徒しか在籍していない。この学園に転入生としてやって来た唯一の男子生徒・風見雄二。それぞれ個性的な性格の女生徒たちと日々過ごしてゆくうちに、雄二は彼女たちの抱える過去の秘密を知ることになるのだが......。

 3年ほど前に発表されたPC用美少女学園アドベンチャーゲームのテレビアニメ化。......ですが、シリーズ構成に数々の美少女アニメの脚本を手がけてきた倉田英之さん、キャラクターデザインがPCゲーム版のキャラデザを担当した渡辺明夫さんという鉄板の布陣を迎えて、今期の覇権アニメを目指す感じありありの気概が伝わってきます。天衝監督はもともとアニメーター出身で、作画スタッフと並行しながら『うたわれるもの』以降は演出家としても活動開始。シリーズ監督としては『きんいろモザイク』に次ぐ2作目となります。

 さて、実は本作はテレビアニメとしては業界初の本格的なシネスコサイズで制作されていることが、天衝監督のツイッターによって明かされています(外部参照)。ワイド画面のテレビで見ているのに、画面上下に黒いフレームがついていてびっくりされた人もいるのではないでしょうか。シネスコの画面比2.35:1(モニタアスペクト比では約21:9ほど)で映像を制作するメリットはずばり大画面に映し出すことにあるので、もしかするとすでに本作は先々での映画化・劇場版公開までをも視野に入れている可能性があるのではないでしょうか。

 また、原作のPCゲームでは続編として『グリザイアの迷宮』および『グリザイアの楽園』が発表されており、評判がよければ将来的にはこちらの作品もアニメ化されるかもしれません。単なるテレビアニメ化だけでなく、実は一大プロジェクトの可能性を秘めているかもしれない本作。いろいろと夢が広がる感じですね。

【こんな作品のファンにもオススメ】
『リトルバスターズ!』シリーズ、『悪魔のリドル』

(文/出口ナオト)

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