『アルモニ』パッケージ発売で吉浦康裕監督を直撃! 劇中ラノベ『絶対零度のクラウディア』は出版可能!?

おたぽる / 2014年11月29日 8時0分

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――11月28日、短編アニメ『アルモニ』のBlu-ray&DVDが発売になった。コレクターズ・エディションということもあり、特典が満載なパッケージになっているのが魅力だ。この『アルモニ』は、文化庁の若手人材育成事業の一環であるアニメ・オムニバスプロジェクト「アニメミライ2014」4作品のうちの1作品として制作された。4作品はともに映画館での上映、テレビでの放送、4作をまとめたパッケージでの発売も行われている。このたび『アルモニ』単体のパッケージ発売に際し、吉浦康裕監督にお話をうかがってみた。

■制作の経緯と反響 個人制作出身にとって有利に働いたタイトなスケジュール

 すでに『アルモニ』を見ているファンであれば、本作は密度の濃い作品であることがわかるだろう。改めて吉浦監督の話を聞くと、"濃さ"を想定した上で制作されたことが見えてくる。

吉浦康裕(以下、吉浦)「最初はアニメミライ用だから短編だったんですけど、アニメミライって制作した作品の権利は全て制作側に帰属するので、『その後にシリーズ展開できるものがあるといいよね』ってプロデューサーに言われて、テレビシリーズ想定なら1クールか半クールくらいの話を考えた上での第1話って位置づけで作り始めました。

 でも、さすがにそれだと"ただの第1話"になってしまうんです。そこで本来だったらある程度の話数をかけて消化する話を凝縮して、いろんなどんでん返しとか、オチも含めて1話で完結させないといけないかなと思って、1話+後半の話数のいいところを持ってきました。一応、1話でも完結するところに落とし込めて良かったです。『これで(「アルモニ」)全シリーズを作ってくれ』と言われても作れますが」

 アニメミライは3月の募集から5月の採択後、翌年2月の完成に向け、丸1年かけて25分のアニメを制作する。1作品当たり3800万円の予算、テレビシリーズ以上、映画未満のクオリティーを目指すプロジェクトだ。とはいえ、本来の目的は若手アニメーター育成なので、彼らの指導も含まれるなど、実際はタイトなスケジュールを余儀なくされる。さらに『アルモニ』の場合は、学校のシーンに夢の世界のシーンと、世界観が2つある。

吉浦「不思議なもので、一般的なプロダクションワークのスタジオにしてみれば確かにキツいんですけど、僕は慣れてて、わりといつも通りでした。自分はスタートダッシュで1人で動けますし、学校内での出来事だからそんなに設定も要らない作品なのでワークフローも決め込んで、冒険をして失敗するかもしれない作品よりも安全パイで突き詰めようって、あえて狙ってやったんです。

おたぽる

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