私たちは皆、父兄にならざるをえない。“完全燃焼“のさくら学院のライブレポート!

おたぽる / 2014年12月19日 2時0分

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〜さくら学院 単独ライブ『さくら学院☆2014 Celebration in December』徹底レポート〜

■さくら学院は季節すら変えてしまう。

 全国的に冷え込み、寒気が肌を突き刺す12月7日。寒い。辛い。寂しい。と、冬の攻撃に誰もが温もりを探し求める中、この世で最も優しくて温かい風を吹かせる場所に行く。その先では春を先取りし、桜満開の季節を呼び起こす。

 KAAT 神奈川芸術劇場でさくら学院の単独ライブ『さくら学院☆2014 Celebration in December』が開催された。そこではすべての人が父兄(ファンのこと)になる。息子ですら父となり、弟ですら兄となる。女性も当然、性別すら超えて父兄になる。10人いるはずのステージが、19人に見える。これが一体どういうことか、世界屈指の学校エンターテイメントグループ・さくら学院の"絆"が教えてくれるのです。

 会場に入るとすぐ目に飛び込んでくるのは、ステージの上に施された『さくら学院』の文字。キャパ1200人以上の会場はソールドアウト。2・3階席までいっぱいに埋まる。開演前、12月生まれの野津友那乃と山出愛子のペアが会場アナウンスで公演の注意事項を伝えると、大きな拍手が巻き起こる。2人が言う「Celebration in December!」がやたら発音が良いのが笑いを誘う。

 会場内が暗くなり、ついに開演。チャイムが鳴る。客席は着席スタイルで、最初から最後まで起立する人は誰もいない。皆、その背中に隠し切れない興奮と激情を背負う。手を振り、頭を揺らし、フラッグを掲げる。すべてを上半身に託す。見えないネクタイが上までキツく締められる気がする。生徒会長の菊地最愛が指揮を取り、ほか9人のさくら学院のメンバーが彼女を取り囲んで合唱する。皆が同じ方向をまっすぐに見て歌い上げ、『School Days』が思いきり駆け出す。華麗にステージを動き回り、全員が後ろを向いて一人一人自分の名前を呼びながら振り返る。初見でも誰でも一瞬で名前を覚えられる。最後に「さくら学院です!」。温かい。というか、熱い。ここはある意味、暖房が効き過ぎている。寒い冬が一気に覆され、季節すら変えてしまう。

「ハロー!」「アイビー!」の掛け声から『Hello!IVY』へ。会場全体がさくら学院のフラッグで埋め尽くされ、ピンク色に染まる。整然としたフォーメーションと清楚な見た目と裏腹に、どこかしら力強くて狂おしい情熱が含まれている。簡潔に述べると、とにかくめちゃくちゃかわいい。冒頭2曲からすでに圧倒されてしまうのです。

おたぽる

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