『ジョゼフィーヌ!』ペネロープ・バジュー インタビュー「エレガントで完璧でスマートなパリジェンヌなんて...いません」

おたぽる / 2014年12月25日 22時0分

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 11月に発売されたフランスのマンガ(バンドデシネ/BD)『ジョゼフィーヌ! (アラサーフレンチガールのさえない毎日) 』(DU BOOKS)。パリ生まれパリ育ちのマンガ家であるペネロープ・バジュー氏が描いたこの作品は、パリに暮らすアラサーOLの日常を綴る作品だ。ヒロインであるジョセフィーヌの毎日は冴えない。パーティーに出かけてはイイ男がいないと嘆く。彼氏が出来たと思ったら妻帯者だった。フィットネスは長続きしないし、衝動買いしそうになったドレスは給料一カ月分。キマっていると思い込んで店員に値下げ交渉をするも、すげなく断られ ......あれ、パリってこんなところだったっけ(行ったことないけど)?

 この作品は、これまで日本では見られなかったパリの日常が次々と描かれる。いやあ、てっきりパリに住んでいる人は、学校をサボってブローニュの森の湖でボートを漕いで口説いていたり、寂しそうに歩いていると初対面の人から「僕の部屋に来ないか」とナンパされる日々だと思っていたよ、マジで。

 そんなパリっ子の赤裸々な姿を描いた『ジョゼフィーヌ!』の作者であるペネロープ・バジュー氏が、今回在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本主催の文学とBDのフェスティバル『読書の秋2014』に招聘され来日すると聞き、さっそく本サイトもインタビューを申し込んだ。


――フランスでは『ジョゼフィーヌ!』が30万部を超え、ペネロープさんは芸術文化勲章シュヴァリエを受賞されるなど、社会的影響力のある人物になっていると聞いております。ご自身としては、『ジョゼフィーヌ!』がここまでの評価を得る作品になるとは思っていらっしゃいましたか?

ペネロープ いいえ、そうした目的で作品を描いているのではないのでまったく考えていませんでした。私がやりたかったのは、自分の作品を作ることなんです。ただ、ひとつ困惑したことがあります。2008年に出版したブログ本『あたしの人生、なんて魅力的なのかしら』がすぐに売れて、マスコミに数多く取り上げられました。そのうちにさまざまな社会的事象について、マスコミからコメントを取り上げられる機会が増えました。私自身や作品には関係のないことも、です。そういうことは決して得意ではないし、好きではありません。

 マスコミに自分が露出することは好きではないんです。私の目的は、作品を世に出すことですから。ただ、これはひとつのチャンスだと考えて、最近では今の立場を利用して意見を発表するようにしています。そうした露出の管理はできるようになったな、と思っています。

おたぽる

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