あくまで「品切れ重版未定」の状態......宮沢りえ『Santa Fe』は児童ポルノか? 朝日出版社が調査結果を回答

おたぽる / 2015年8月13日 17時0分

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 児童ポルノ法をめぐる議論の中で何度も取り上げられた、写真家・篠山紀信氏が撮影した女優・宮沢りえの写真集『Santa Fe』(朝日出版社)。

 先月15日から始まった、性欲を満たす目的などでの児童ポルノの所持の禁止。それに伴い『Santa Fe』の所持も犯罪となる可能性が危惧されてきた。これまで本サイトの取材に対して警視庁は、個別の事例には回答できないとしながらも(記事参照:http://otapol.jp/2015/07/post-3348.html)、『Santa Fe』のようなグレーゾーンのものは、処分したほうがよいという回答。さらに同日に朝日出版社に電話で取材したところ「今日(2015年7月15日)から法律で、販売したら捕まっちゃいますから......社内にも在庫は一切ありません」との回答であった(記事参照:http://otapol.jp/2015/07/post-3356.html)。

 ところが、7月26日放送のフジテレビ系列の番組『ヨルタモリ』に出演した篠山氏は、宮沢りえが18歳になってから撮影したことを明言し、あらためて撮影時の年齢をめぐって臆測を呼ぶことになった。

 そこで、放送翌日にあらためて朝日出版社に、児童ポルノだとする根拠を尋ねた。別の社員からは、前回の取材での発言を「誰が言ったのか......」と困惑の回答が。その上で、この社員は「すでに、当時の編集者は在籍していない」旨の説明と、あらためて調査を約束してくれた。

 8月10日、同社担当者は電話で筆者に連絡をくれ「社内で情報共有ができていなかった」とした上で次のように回答した。

「宮沢りえさんの誕生日は1973年4月6日。社内資料では1991年5月22日にロスに入り、5月30日に成田に帰国となっています。ですので、撮影時には18歳と1カ月でした」

 その上で、現在『Santa Fe』が販売されていないことについては、あくまで「品切れ重版未定」であり「絶版にはしていない」という。

「品切れ重版未定」とは、出版元にも取次店にも在庫がない状態であり、事実上は絶版とイコールではあるものの、読者の要望が数多く寄せられたり、なんらかの形で話題になった場合には重版される可能性もあるもの。

 出版当時はベストセラーになり、現在も古書店などで容易に入手が可能な『Santa Fe』だが、このタイミングで重版となれば、あらためて話題になるのではないだろうか。
(取材・文=昼間たかし)

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