真野恵里菜、池田エライザのパンチラ満開!! 園子温監督が教祖の新興宗教“パンチラ教”の巡礼『映画 みんな!エスパーだよ!』

おたぽる / 2015年9月1日 10時0分

写真

 男はなぜパンチラにときめきを覚えるのか? それはパンチラが神さまが用意してくれた奇跡の瞬間だからだ。うら若き女性のスカートがめくれ、パンティーがご開帳された刹那、男たちはそれぞれ心の中で神さまに感謝の言葉を捧げる。「オーマイゴッド!」「神さま、ありがとう」「今日1日、生きてて良かった」と。パンチラは無宗教化が進む現代人にとって、生きていることを肯定できる神さまからのプレゼントである。『愛のむきだし』(08)で満島ひかり、『ヒミズ』(12)で二階堂ふみの鮮烈なパンチラシーンをカメラに記録した園子温監督の最新作『映画 みんな! エスパーだよ!』はもはやパンチラそのものが作品の主題となっている。

 企業コンプライアンスや放送倫理がうるさく言われるようになった近年のテレビ業界の中で、オッパイやSEXシーンの代用品として生み出されたのが、2013年4~7月にオンエアされた連続ドラマ『みんな!エスパーだよ!』(テレビ東京系)のパンチラシーンだった。ハロプロを卒業したての真野恵里菜や清純派のイメージが強かった夏帆の純白パンティーが深夜に咲き乱れた。ダブルヒロインの穢れなきパンティーは、ネット上のモロ出しエロ映像に食傷気味だった男性視聴者たちの淀んだ心を浄化した。まさかパンチラでこんなに盛り上がれる自分がいたなんて……!! かつて永井豪の『ハレンチ学園』に夢中になっていたようなエロに対する原点回帰を男たちは果たすことができた。

 園子温作品と永井豪が描くコミックは作風が似ている。『地獄でなぜ悪い』(13)の二階堂ふみの暴れっぷりは、極道ギャグ漫画『あばしり一家』の美少女・菊の助を彷彿させるものだった。二階堂ふみ演じるミツコは、永井豪のコミックの中から飛び出してきたようなキャラクターだった。『みんな!エスパーだよ!』は若杉公徳のコミックが原作だが、主人公たちが突然超能力に目覚めた経緯や超能力者同士が戦うといった設定以外は、園監督のオリジナルな展開となっている。愛知県豊川市で生まれ育った園監督は小学3年生のときに「なぜ裸で登校してはけないのか」という素朴な疑問からフルチンで登校し、学校中を騒然とさせたエピソードの持ち主だ。学園内で戦争が起きる『ハレンチ学園』のアナーキーさに子どもの頃から強く共鳴していたに違いない。少年期に溜め込んだ常識への疑問、性への憧憬、人並みはずれた妄想力を、大人になった園監督は撮影現場でバクハツさせる。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング