アーケード版『艦これ』の稼働延期で、すべて沈没!?（Vita、アニメ2期を含む）

　今月28日、『艦隊これくしょん ～艦これ～』（以下、『艦これ』／DMM）のアーケード版『艦これアーケード』（セガ）の稼動時期変更が伝えられた。公式サイトによると、予定していた今秋から2016年春へ延長するとのこと。これを受け、たび重なる『艦これ』絡みの延期に愛想を尽かせたファンは「アニメ2期もやめていいんじゃない？」と漏らしている。

　ユーザー数300万人を突破する、説明不要のPCゲーム『艦これ』。アーケード版は、「艦娘カード」を集め自艦隊を編成し、敵艦隊との戦いに挑む「艦隊型育成カードゲーム」となる。また、艦娘たちを操舵輪と船速レバーで自由に操作できるなど、PCでは味わえない要素も盛り込まれており、心待ちにするファンは多い。

　1月に企画開発が発表された『艦これアーケード』、当初の予定では今夏より稼働予定となっていた。その後、システムの見直しを理由に今秋へと延期。若干の延期に不安を感じつつも、7月に開催された「SEGA PRIVATE SHOW 2015 SUMMER」では最終版も出展されており、特に嘆きの声も見られなかった。

　しかし、予定されていた今秋真っ只中の今月28日、公式サイトで2016年春への再延期が発表された。「製品の生産過程において遅れが生じており、ただ今、体制の整備・強化を行っております」とのことだが、越冬し春とはヒュルリララ。聞き分けのないファンがさぞかし怒るかと思われたが、「とっくに旬は過ぎちゃったんじゃないのか？」「期を逃し続けてんなこのゲーム」「いつまで延期してんだよ。完全に一番売れるタイミング逃しただろ」と呆れ気味だ。中には、「アーケードなんか出す気だったのか。爆死する前に思い直したほうがいいんじゃね？」「家でやる単純なクリック作業ゲーなのに、外でやる必要あるのか」といった声や、「オワコン」「オワこれ」「完これ」といった声も。

　また、「vitaはどうなったんだよ」「vitaとどっちが先か」「vitaは何回延期すんだ」「vita版と違ってアーケード版はそこそこ期待されていたはずだが、これはいよいよもってダメかもわからんね」「『艦これ』でvita全体が勢いつくかと思ったら、すでに空気」など、PlayStation Vita版を口にするファンも多い。

　13年9月のイベントで「『艦これ』のVita版『艦これ改』（角川ゲームス）14年発売予定」と発表しておきながら、何があったのかその後「15年5月→15年8月27日→15年11月26日→16年2月18日」と、ことごとく延期。「来年2月の話も嘘なんじゃないか」と疑うファンも見られる。さらには、時期が延びすぎたせいか、「もう飽きたわ」「飽きずにやってるやつの根性、他に役立てろ」「いまだにしがみついてる人は『よくやるな』って感じだわ」という声も聞こえており、『艦これ改』を発売したところでヒットとはいかなそうな雰囲気が漂っている。

『艦これアーケード』稼働延期に対し、「アニメ2期に合わせたのかな」「オワコン臭ハンパないから、アニメ2期に合わせないとまずいという判断だろう」という意見もあれば、「アニメの2期に合わせるなんて、自殺行為でしかないがな」という意見もある。「アニメ化失敗で終わったコンテンツ」「アニメが終わりの始まりだったわ」「アニメを境に廃れるだろうなと思ってたわ」などの声も目立つし、アーケード、Vita、アニメ2期……すべて沈没となってしまうのだろうか。