日本人は古くから“男の娘“が大好きだった!? 今最も“神“に近いヒロインを描く「ボクガール」

おたぽる / 2014年2月8日 12時0分

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 強い男でありたいのに、美少女に間違えられるほどの女顔に悩む男子高校生・鈴白瑞樹。彼はある朝いつもの男子寮で目覚めて絶叫する。

「無い...無い! 僕のおチンチンが無い!!」

「男の娘(おとこのこ)」が本当に女の子になっちゃうマンガ『ボクガール』が、「週刊ヤングジャンプ」(いずれも集英社)で2014年2号(13年12月12日発売)から連載されている。"男の娘"とは、女の子みたいにかわいい容姿を持つ男の子や、ファッションとして女装する男の子たちのこと。2013年は写真集や専門マンガ雑誌が発売されるなど、男の娘ブームに拍車がかかり、その流れを汲むかのように男の娘が女の子になる今作がスタートした。

 物語の主人公・瑞樹は男らしく生きたいのに女の子のような容姿で、男子から告白されたり好きな女子に男扱いされなかったりと悲惨な日々を送っていた。そこへさらにイタズラの神様・ロキから知らぬ間に体を女の子にされてしまう。好きな娘のため正体を隠して男として学校に通うが、寮の男子に迫られるなどさまざまなトラブルが。瑞樹は果たして恋を成就できるのだろうか!? といったラブコメディ作品だ。

 いわゆる、作中でキャラの性別が変わってしまう「TSF(Transsexual Fiction)」もの。精神が男のまま肉体が女になってしまう今作は、男の娘の女性らしさや女装を究極的につきつめたという意味で、男の娘マンガの亜種と言っていいだろう。現在店頭に並ぶ「ヤングジャンプ」10号で第7話が掲載されてる段階だが、2号連続でセンターカラーを展開するなど早くも人気に火がつき始めている様子。

 作品には男の娘にもある「男なのにかわいい」の魅力がいっぱいだ。瑞樹は「自分は男だ」と主張しながらも容姿や仕草でかわいらしさを提供してきて、ギャップに心がくすぐられる。第6・7話では女の子の服を着なければいけなくなった瑞樹が、「男なのに......」と背徳感いっぱいの表情でフリルの付いた可憐なワンピース姿を披露。ごちそうさまでした。

 こうした魅力を感じられるのは、瑞樹が男だった事実をちゃんと読者に示してくれるから。第5話で瑞樹は、男子寮の共同浴場でほかの男子に体を洗われるというお色気シーンを見せながらも、話の終わり際に好きな女の子の写真にこっそりキスをする。そうそう、こいつかわいいけど本来は男なんだよね、としっかり思わせてくれるから、「男なのにかわいい」がしっかり成立するのだ。

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