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お茶、牛乳、炭酸…「薬」と一緒に飲んでいけないものは? 食べ物もある?

オトナンサー / 2022年1月15日 14時10分

薬の服用時、ダメな飲み物は?

 体に何らかの不調をきたしたとき、頼りになるのが「薬」の存在です。薬には、病院を受診して処方してもらう「処方薬」と薬局などで購入できる「市販薬」がありますが、いずれも「飲むタイミング」「飲む量」「他の薬との飲み合わせ」に注意している人は多いことでしょう。しかし、服用時の飲み物や、相性のよくない食べ物など、服用の際に注意すべき「飲食物との組み合わせ」もあるようです。

 これについて、「ついつい、ジュースで飲んでしまう」「食べ物は気にしたことがなかった」といった声が上がっています。注意すべき薬と飲食物の飲み合わせについて、内科医の市原由美江さんに聞きました。

■基本は「水」か「ぬるま湯」

Q.薬を服用する際の飲料は何がよいのですか。

市原さん「薬は『水』か『ぬるま湯』で飲むのが基本です。どの薬もそれを前提に作られているため、その他の飲料で飲んだ場合、予期せぬ副作用や効果の強弱が出る可能性があります」

Q.注意が必要な飲料と薬の組み合わせを教えてください。

市原さん「服用時に避けるべき飲料と薬の組み合わせは次の通りです」

【お茶、コーヒー+風邪薬、睡眠薬、鉄剤など】

一部の風邪薬にはカフェインが含まれているため、お茶やコーヒーを同時に摂取すると、カフェインの過剰摂取となる可能性があり、おすすめできません。また、カフェインは睡眠薬の効果を弱めたり、風邪薬の効果を強めたりする可能性があるため、お茶やコーヒーでの飲用はNGです。また、お茶に含まれているタンニンは鉄の吸収を邪魔する可能性があるため、鉄剤を内服する際に飲むのも避けましょう。

【スポーツドリンク、ミネラルウオーター(硬水)+抗生物質】

これらの飲料に含まれるカルシウムやマグネシウムが抗生物質などの成分と反応することで、薬の効果が弱まる可能性があります。ミネラルウオーターの場合、カルシウムやマグネシウムの含有量が少ない軟水のものは問題ありません。

【牛乳+抗生物質など】

牛乳にもカルシウムが含まれています。スポーツドリンクなどと同様、カルシウムが抗生物質などの成分と反応すると薬の効果が弱まる可能性があるため、薬の服用時は避けましょう。

【グレープフルーツジュース+降圧薬、脂質異常症治療薬、睡眠薬など】

グレープフルーツジュースは一部の降圧薬、脂質異常症治療薬、睡眠薬などの服用時に飲むと、効果が強まったり、副作用が出やすくなったりするためNGです。なお、その他の果物ジュースは問題ありません。

【炭酸飲料+胃薬(制酸薬)】

胃薬の中でも「制酸薬」は胃酸を中和することで、胃粘膜を刺激する胃酸の働きを弱める働きがあります。炭酸飲料と一緒に飲むと、この中和反応に炭酸が働き掛けてしまうため、胃酸の働きを弱める効果が薄れてしまいます。

【アルコール飲料+さまざまな薬】

アルコール飲料は多くの薬剤の効果を強めたり弱めたりするだけでなく、副作用が出やすくなるため避けてください。

Q. 食べ物についても、薬を飲む際に同時に摂取すると、薬の効果・作用に影響が出るものがあるのは事実でしょうか。

市原さん「事実です。薬の効果に影響を及ぼす食べ物との組み合わせは数多くあります。代表的なものは次の通りです」

【納豆・青汁+ワルファリン(抗血栓薬)】

納豆や青汁に含まれるビタミンKは、血液の凝固の過程で必要となる栄養成分です。そのため、血液を固まりにくくするワルファリンと一緒に摂取すると、ビタミンKの作用により、血栓予防の効果が弱まってしまいます。

【チーズ・マグロ+抗結核薬・抗うつ薬】

薬によって、これらの食材に含まれるチラミンの分解が妨害されます。そのため、チラミンによる頭痛や発疹、血圧上昇などの副作用が出ることがあります。

【ヨーグルト+抗生物質】

牛乳やスポーツドリンクと同様、ヨーグルトに含まれるカルシウムが抗生物質などの成分と反応することで、薬の効果が弱まる可能性があります。

Q.ちなみに、サプリメントと飲食物の飲み合わせはどうでしょうか。

市原さん「サプリメントは薬ではなく、普段の食事で不足しがちなビタミンやミネラルなどの栄養を補うことが目的です。サプリメントと飲食物の組み合わせで避けるべき組み合わせは特にありません」

Q.その他、服薬における注意点や意識すべきポイントはありますか。

市原さん「先述の通り、薬はコップ1杯の水か、ぬるま湯で内服することが基本です。飲む水分が少ないと、のどや食道に薬が付着したり、刺激になったりして、炎症を起こしてしまうことがあります。薬を飲むタイミング、量は指示に従いましょう。薬のことや飲み合わせで疑問や不安があれば、薬をもらうときに薬剤師に相談してください」

オトナンサー編集部

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