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「ヘアカラー」と「ヘアマニキュア」って何がどう違うの? 現役美容師が“避けた方がいい髪質”も解説

オトナンサー / 2024年4月27日 20時10分

ヘアカラーとヘアマニキュアの違いって?

 美容院へ行くと、カラーリングの施術メニューの中に「ヘアカラー」と「ヘアマニキュア」があるのを目にします。いずれも髪の色を変える施術ですが、この両者について「どう違うの?」「何が違うのかよく分からない…」「自分に合っているのはどっちだろう」と疑問に思う人もいるのではないでしょうか。そこで「ヘアカラー」と「ヘアマニキュア」の違いについて、美容師の原木佳祐さんに教えていただきました。

■「髪を明るくする効果」に違いアリ

Q.まず、「ヘアカラー」について教えてください。

原木さん「ヘアカラーの場合、カラー剤が髪の内側まで浸透して色を染める処方になっています。元の髪色より明るさを出すことも簡単なので、ニュアンスチェンジ程度からブリーチなどのハイトーンまで、さまざまな色・明るさの髪色を楽しめる点が大きな特徴です。また、元の髪色やなりたいカラーによって差はありますが、長く保つと1カ月〜数カ月程度の色持ちが期待できます。

一方で、色を変える力が強いということは、それだけ髪や頭皮にとってはダメージとなってしまう点には注意が必要ですね。『ジアミン』という成分によって頭皮がかぶれてしまう人もいらっしゃるため、初めてヘアカラーをする人は事前にパッチテストなどをしていただくと安心です」

Q.では、「ヘアマニキュア」はどういう施術のことをいうのでしょうか。

原木さん「ヘアカラーとの最も大きな違いは、『髪を明るくする効果がない』点です。

ヘアマニキュアは、髪の表面を中心に色を定着させる仕組みのため、ヘアカラー成分ほど内部には浸透していきません。さらに、メラニンを分解して明るさを出す『ブリーチ作用』がヘアマニキュアでは用いられないため、肌にとっては負担が少ない処方になっています。髪色チェンジをしたいけどダメージを与えたくない人や、自然に白髪を染めたい人などに向いていますね。

注意したい点としては、明るさを変えられないため、表現できるカラーのイメージに制限があるということです。『ガッツリ髪色を楽しみたい』『個性的なスタイルにしたい』場合には、ヘアマニキュアの色味は『落ち着きすぎている』と感じられるかもしれません」

Q.「ヘアカラー」と「ヘアマニキュア」、それぞれの施術を避けた方がよい髪質はありますか。

原木さん「ヘアカラーを避けた方がいいのは、髪の毛のダメージが蓄積している人ですね。特にハイトーンのカラーを施術する場合、一度ブリーチ剤で髪色を明るくしてから洗い流してカラー剤を入れる、という工程を重ねるため、髪にとってはよりダメージを感じやすい環境になってしまいます。また、ダメージのある髪はキューティクルが乱れて、内側の成分が流出しやすくなっているため、ヘアカラーの色味もすぐに落ちてしまったり、色ムラの原因になってしまったりすることもあります。

一方、ヘアマニキュアを避けた方がいいのは、一度も染めたことのない『バージン毛』の人や、髪色が暗めの人ですね。染める前の髪色がある程度明るければヘアマニキュアでも色味を感じられるのですが、黒髪からそのままヘアマニキュアをしても、ほとんど色の差を感じられないことが多いのです」

* * *

 以前はヘアカラーというと「ダメージを伴うもの」というイメージでした。ところが最近では、カラーをしながらダメージケアもできる、ヘアマニキュアやカラートリートメントなどの施術も知名度を上げつつあります。もちろん、ヘアカラーとヘアマニキュア、それぞれにメリットとデメリットがあるので、自分のなりたいイメージに合わせて美容師と相談してみてくださいね。

オトナンサー編集部

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