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「息子が差別された」とションボリする夫 妻の秀逸なアドバイスに「考えさせられた」【漫画・作者インタビュー】

オトナンサー / 2024年6月1日 6時10分

漫画「これって差別?」のカット(NEGI@エッセイ漫画さん提供)

 障害のある息子が公園で遊んでいたときのエピソードを描いた漫画「これって差別?」前後編が、Instagramで合計3500近くのいいねを集めて話題となっています。

 11歳の息子と一緒に、公園へ行った父親。息子がブランコに乗っていると、隣にいた親子がスッと別の遊具に移動しました。父親はその行動を、「障害があるから差別されたのでは?」と感じたのですが、話を聞いた母親の意見は…。読者からは、「難しいですね」「考えさせられました」「良い学びになりました」などの声が上がっています。

■物事をさまざまな視点から考えてほしい

 この漫画を描いたのはNEGIさんです。エッセイ漫画をInstagramとブログ「ねぎ漫画」で発表しています。NEGIさんに、作品についてのお話を聞きました。

Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。

NEGIさん「以前は少年漫画家志望でした。諦めてから15年間描いていませんでしたが、子育てを始めてから、エッセイを描くようになりました。Instagramを始めたのは3年前からです。

コロナ禍で人との関わりがなくなり、さらに孤独な障害児育児をしなければならなくなったご家庭に、少しでも寄り添いたくて描き始めました」

Q.漫画「これって差別?」を描いた理由を教えてください。

NEGIさん「障害児育児をしていると、どうしても周囲の目が気になってしまう親御さんは多いです。日々大変な思いをしながら生活しているせいか、余裕がなく、マイナス思考にもなりやすい印象があります。

今回のエピソードのように、真相を確かめるすべがないのに『差別かも?』と予想して傷つくこともあるかと思いますが、その前に一度いろいろな方向から考えてみてほしいです。自分の予想とは違っている可能性があることに気付けば、気持ちが楽になると思うんです。相手は自分とはまったく違う人間ですから。誰かの心を守るキッカケになればいいな、と思って描きました」

Q.旦那さまは、よく子どもたちと公園に行くのでしょうか。

NEGIさん「休みの日は、夫がほとんど子どもと出かけています。いろいろな公園を探して、子どもも楽しめています」

Q.その後、旦那さまの意識に変化はありましたか。

NEGIさん「さまざまな方向から物事を考えてみることで、気持ちは楽になったそうです」

Q.この作品について、どのような意見が寄せられていますか。

NEGIさん「『視点を変える』というのは意識しないと難しいようで、『スカッとした!』『納得した』などのご感想を頂きました。でもやはり不安が消えない、という人もいます。

ただ私のフォロワーさんの場合は、皆さん同じように周囲の人のこともしっかり考えていらっしゃいました。親にもいろいろな人がいますが、基本的に周囲に迷惑をかけないよう、人の少ない時間帯や公園を選んでいることが多いようです。

障害の有無に関係なく、小さな子を連れて行けば、親は子どもが安全に遊べるように神経を使います。公共施設などでは、利用者それぞれが思いやりを持って利用できたらいいなと思います」

Q.今後、創作活動で取り組んでいきたいことを教えてください。

NEGIさん「今、私自身が大学受験の勉強中なので、そのエピソードを描く予定です」

オトナンサー編集部

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