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サウナでやけど&骨折の事故 足指5本切断も 消費者庁が注意喚起

オトナンサー / 2024年6月5日 22時10分

サウナの利用時はやけどに要注意

 近年、漫画やテレビドラマなどの影響により、幅広い世代の人に親しまれているのが「サウナ」です。一方、サウナの利用時にやけどや傷を負ったり、骨折したりする事例が複数寄せられているとして、消費者庁が公式サイトで注意を呼び掛けています。

■40歳以上は「目まい」「循環器障害」に注意

 消費者庁によると、サウナに関する事故情報は、2024年4月末時点で78件登録されており、けが人は82人に上るということです。事故情報を年度別に見ると、2014年度から2021年度までは平均して4件程度でしたが、2022年度以降はそれぞれ10件になっているといいます。

 主な受傷内容は、「やけど」が31件、「切り傷・擦り傷等」が24件、「骨折・打撲」が14件で、受傷内容が不明な2人を除くと、これらの合計が全体の約9割を占めています。また、年齢別では「40~59歳」が28人、「60~79歳」が25人となり、これらの合計は、年齢が不明な11人を除くと、全体の約7割を占めているということです。

 40歳未満の受傷内容は、「やけど」や「切り傷・擦り傷等」などの外傷がほとんどであるのに対し、40歳以上の受傷内容は、外傷のほか、「目まい・意識障害」や「循環器障害」なども含まれているといいます。

 サウナ利用時の主な事故事例は次の通りです。中にはやけどにより、足の指を切断した事例があるということです。

【サウナ利用時の事故事例】
・サウナを利用中、熱いと思ったものの10分間ヨガのポーズをとり続け、臀部(でんぶ)にやけどを負った(20代女性)

・個室サウナを利用中、床の段差で足を滑らせ転倒し、右肘を打撲した(40代女性)

・スーパー銭湯のサウナ室で、座った状態で意識を失った。マット交換のため入室したスタッフが異変に気付き、救急搬送された。意識を失っていた時に接していた部分に重度のやけどを負っており、右足の指を5本切断。皮膚移植のため2度手術した(70代男性)

 消費者庁は、サウナに入る際は掲示されている入浴上の注意事項を確認し、正しい利用を心掛けるとともに、サウナ室への出入り時の行動やサウナ室内での思わぬやけどに注意するよう呼び掛けています。

 また、温度に体を慣らすことを意識し、自身の体調などを踏まえて、無理のないサウナの利用を心掛けるようアドバイス。サウナ室内で体調に異変を感じるなどした場合は、すぐに周囲の人や施設の従業員に知らせるよう、求めています。

オトナンサー編集部

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