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【疑問】「薬」はどんな場所で保管したらいいの? 目安&注意点を薬剤師に聞いてみた

オトナンサー / 2024年6月14日 20時50分

薬はどのような場所で保管したらよい?

 「カプセル」「錠剤」「粉薬」「シロップ」など、さまざまな形状の薬があります。薬によっては、「涼しい場所で保管すること」などと取扱説明書に書かれており、どの程度の温度の場所で保管したらよいのか、分からないことがあります。

 そもそも、薬はどのような場所で保管したらよいのでしょうか。薬の保管方法を間違えた場合、効能に悪影響を及ぼす可能性はあるのでしょうか。保管時の目安や注意点について、薬剤師の真鍋真澄さんに聞きました。

Q.そもそも、薬によって、正しい保管方法は違うのでしょうか。

真部さん「そうですね、薬によって正しい保管方法が異なるため、薬剤師からの説明をしっかりと聞いていただきたいですね。基本的には室温で、直射日光が当たらない湿気の少ない場所が良いとされるケースが多いですが、中には冷蔵保存に適した薬のほか、遮光保存といって、真っ暗な場所で保存するのが良いとされる薬もあります」

Q.保管方法を間違えてしまった場合、薬の効能に悪影響を及ぼす可能性はありますか。

真部さん「たとえ未開封の状態であっても、光や気温・湿度などによっては、本来の効能を大きく損なってしまう可能性があります。そのため、きちんと想定通りの効果を発揮してもらうためには、保管場所に気を付ける必要があります」

Q.室内で薬を保管する場合、どのような場所が適しているのでしょうか。また、「室温」「冷所」とはどの程度の温度の場所なのでしょうか。

真部さん「特別な指示がなければ、『高温多湿・直射日光を避けて室内で保管』を守っていただければ問題はないと思います。ただ、夏は湿度がどうしても高くなりやすいことがあるため、そうした場合は、乾燥剤と一緒に未開封の薬を密封できる瓶などに入れて保管すると安心です。

室温は、1度から30度程度までの場所を目安にすると良いです。中には『冷所保存』と指示されている薬がありますが、これは1度から15度の場所を想定しています。冷蔵庫の冷気が直接当たらないようなエリアが、ちょうどよい温度になります。

また、薬だけを保管する場所を作っておくことをお勧めします。他の日用品や食品などと一緒に混在させてしまうと、お子さまが誤飲してしまう事故が発生する可能性があるため、薬箱などを用意できるとベストですね」

* * *

 食べ物と同じように、薬にも適した保管場所と使用期限があります。本来の薬の効能であれば十分に治る見込みがあったのに、誤った保管方法で十分に効果を発揮できなくなってしまうのは避けたいですよね。医療機関で処方される薬でも、市販薬であっても、保管方法はしっかりと確認しておきましょう。

オトナンサー編集部

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