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【自転車】「レインウエア」の使い方に要注意 フードで視界遮られ交通事故も

オトナンサー / 2024年6月17日 22時10分

雨の日に自転車に乗る際は、レインウエアを正しく着用すること(画像はイメージ)

 雨の日にレインウエアを着て自転車に乗る人を見掛けることがあります。そんな中、自転車を運転している際に、レインウエアの間違った使い方が原因で交通事故や転倒事故が発生しているとして、国民生活センターが、Xの公式アカウントで注意を呼び掛けています。

■レインウエアが車輪に接触しないように注意すること

 国民生活センターによると、50代女性がレインジャケットを着用して自転車に乗っていたところ、自動車にはねられた事例があるということです。フードの先端の数センチは透明になっていたものの、顔を横に向けてもフードは顔と一緒に動きにくい構造だったため、左右が確認しにくい状態だったといいます。

 また、10代男性が自転車で登校中、ハンドルにぶら下げていた雨がっぱを入れた袋が、前輪に絡まり転倒する事故も発生しています。男性は転倒時に一回転し、頭部からコンクリートの地面にたたきつけられ、鼻骨を骨折する大けがを負ったということです。

 国民生活センターは、事故を防ぐために次の対策を呼び掛けています。

(1)使用する前に、レインウエアと駆動部が接触していないか確認する
自転車との組み合わせによっては、ポンチョやロングポンチョの裾のほか、レインスーツに付属しているひもが駆動部に接触し、巻き込まれることがある。

(2)風の強い日は使用しないようにする
前かごまで覆うよう前丈が長く作られているロングポンチョは、風にあおられ舞い上がった際に視界が遮られることがある。

(3)フードの調整装備を正しく使用する
フードの調整装備を正しく使用しないと、首を左右に動かした際に、フードが首の動きに付いてこないことがあるため、左右の視界が遮られることがある。

(4)収納袋のひもは短く束ねる
レインウエアの収納袋を前かごに入れて運転する場合、前かごの目が粗いと、収納袋の口を締めるひもが垂れ下がることがある。前輪に接触した場合、巻き込まれて前輪が停止し、転倒する可能性があるので短く束ねる。

オトナンサー編集部

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