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玄関前で“黒い子猫”を発見 世話に奮闘する日々に「多くの人に知ってほしい」「愛を感じる」【漫画・作者インタビュー】

オトナンサー / 2024年6月22日 6時10分

漫画「吾輩は子猫である」のカット(tamtam たまさん さん提供)

 捨て猫を保護する活動「ミルクボランティア」になったきっかけを描いた漫画「吾輩は子猫である」全7話が、Instagramで合計8万6000以上のいいねを集めて話題となっています。

 ある日、自宅のドアを開けると、何やら黒い物体が。それは親猫とはぐれた子猫でした。猫を飼った経験がなく、子猫の世話をするために、インターネットで調べたり、ペットショップへ行ったりして、見よう見まねで世話をしましたが…。読者からは、「愛を感じます」「この経験は貴重な資料になりますね」「多くの人に知ってほしい」などの声が上がっています。

■見て見ぬふりはできなかった

 この漫画は、ミルクボランティア活動に取り組む「きむねぇ」さんの体験を、クリエイターの「tamtam たまさん」さんが漫画化したものです。ともに保護活動をしている「阪本一郎」さんを含めた3人の共同投稿として発表されました。作品と活動内容について、きむねぇさんにお話を聞きました。

Q.「ミルクボランティア」の活動について、教えてください。

きむねぇさん「親猫からさまざまな理由ではぐれてしまった、生後間もない乳飲み子や子猫を一時的に自宅で預かり、授乳や排せつの介助をしながら育てることがミルクボランティアの活動です」

Q.このとき、なぜ捨て猫を保護しようと思ったのですか。

きむねぇさん「今まで飼っていたのは金魚やカブトムシくらいで、哺乳類のペットはいませんでした。でも、もともと猫好きでしたし、小さい頃から何でも拾って帰ってくる子ども時代を過ごしていましたので、見ないふりはできませんでした。猫でなくても拾っていたと思います」

Q.自身の経験を、周囲の人と共有し、活動の幅を広げようと思ったのはなぜですか。

きむねぇさん「初めて猫を拾ったとき、頼れるのは動物病院とネットの情報のみでした。その後、ネットで日本における犬猫の置かれている現実、殺処分のこと、多頭崩壊のこと、ロードキルの多い現代社会、高齢の飼い主による飼育放棄などについて知りました。

書き出せばまだまだありますが…。そのような中で、乳飲み子を育てることに特化した活動があることも知り、私の経験を生かせると思ったからです。

そして、大変だった経験だからこそ、たくさんの人に知ってもらい共有することで、助かる命も増えるのではと考えました。現在はInstagramの投稿のほかに、ミルクシッターのセミナーを開催しています」

Q.この活動をつなげていくために、どのような取り組みをしていますか。

きむねぇさん「未来の活動家への種まきとして、たまさんの2冊の本『たまさんちのホゴイヌ』『たまさんちのホゴネコ』を全国の学校へ寄贈することを考えています。その資金作りのために、『猫スペースきぶん屋』を運営されている阪本一郎さん、たまさんと3人でタッグを組み、物販やミルクシッターセミナーを実施しているほか、投稿などでの情報発信を行っています」

オトナンサー編集部

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