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夏に需要増える“携帯用扇風機” 使用中に「髪の毛吸い込み」「発煙」の事例も 消費者庁が注意喚起

オトナンサー / 2024年6月29日 9時10分

「携帯用扇風機」の取り扱いに要注意

 気温が高くなる夏は、外出時に「携帯用扇風機」(ハンディファン)を使う人が増える傾向にあります。そんな中、使用中に危うく大事故につながる可能性があった事例が発生しているとして、消費者庁が注意を呼び掛けています。

■本体に衝撃を与えた場合は使用を中止すること

 消費者庁によると、満員電車で携帯用扇風機を使っている人の近くにいたところ、髪の毛が吸い込まれる形で引っ張られた事例のほか、床に落とした携帯用扇風機を使い続けたところ、数分後に本体から煙が出て焦げ臭くなり、破裂音がした事例などが報告されているということです。

 そこで、携帯用扇風機の使用時は、次の点に留意する必要があるといいます。

■周囲への気配りを忘れない
後ろを確認せずに携帯用扇風機の風を首の後ろに当てるといったように、周囲を確認せず携帯用扇風機を振り回すと、気付かぬうちに、周囲の人の髪やひも付きの衣服などを巻き込む可能性があるため、危険。必ず周囲を確認してから使用すること。

■衝撃を与えない
リチウムイオンバッテリーが搭載された携帯用扇風機の場合、外部からの衝撃によってリチウムイオンバッテリーが凹むなどした場合、内部ショートが生じ、発煙や発火につながる恐れがある。使用時だけでなく持ち運び時にも、衝撃が加わらないように注意する。

強い衝撃を与えてしまった場合は、使用を中止して製造・輸入・販売事業者の修理窓口に相談すること。

■充電しながら使用可能かを確認する
充電しながら使用することにより充電池が劣化し、発熱・破損の恐れがあるとする携帯用扇風機もある。充電中に使用が可能な製品かどうかを取扱説明書などで確認すること。

■他の人に渡すときは、スイッチを切ってから手渡す
羽根が回っている状態で手渡すと、場合によっては羽根ガードの中に指などが入り、けがをする可能性がある。

特に皮膚が柔らかい未就学児の場合、羽根に巻き込まれると大きなけがにつながる可能性があるため、手渡す際にはファンの動きが止まったことを確認し、持たせる場合は、巻き込み防止ネットの活用を検討すること。併せて、思わぬ窒息を防ぐため、ネックストラップを外すのも検討すること。

 インターネット上で購入した携帯用扇風機による事故も発生しているとして、製品の購入時は、製造・輸入・販売事業者と連絡が取れることを一つの基準とするよう、アドバイス。また、使用前は、自身の所有する製品にリコール情報がないかを消費者庁の「リコール情報サイト」などで確認するよう、求めています。

オトナンサー編集部

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