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旬のスイカ&メロン 「栄養」に違いは? 皮&種も食べられる? 管理栄養士に聞く

オトナンサー / 2024年8月25日 20時10分

スイカとメロンの栄養成分の違いは?

 6月から8月にかけて旬を迎える果物として、スイカとメロンがあります。両者はいずれも「ウリ科」に分類されていますが、栄養面でどのような違いがあるのでしょうか。実だけでなく、皮や種も食べることは可能なのでしょうか。栄養成分の違いやお勧めの食べ方などについて、管理栄養士の桜井このさんに聞きました。

■スイカの皮はカリウムが豊富

Q.スイカとメロンはともにウリ科に分類されていますが、主にどのような違いがありますか。

桜井さん「具体的には、『皮の表面』『大きさ・重さ』『水分量』『糖度』『種のなり方』の違いが挙げられると思います。一番分かりやすいのは、皮の表面ですよね。色も異なりますが、スイカは緑と黒のしま模様になっているものが一般的ですが、メロンは薄い緑色をしていて網目模様となっています。

品種にもよりますが、スイカの方がメロンよりも大きく、重さのあるものが多いですね。水分量はスイカの方が多く、糖度はメロンの方が高いです。

実を割ったときの種のなりかたも異なります。スイカは全体的にまばらになっているため、種を取り除きにくいのですが、メロンの種は中央に集中しているため、すくい出すのが簡単です」

Q.スイカとメロンには、それぞれどのような栄養素が含まれているのでしょうか。

桜井さん「スイカに多く含まれるのは、体内の塩分を調整し、むくみを予防するカリウムのほか、抗酸化作用や美肌効果があるビタミンA、ビタミンCなどです。また、スイカはトマトよりもリコピンを多く含んでいます。

メロンにもカリウムやビタミンA、ビタミンCなどが豊富に含まれていますが、メロンならではの成分としては『アデノシン』があります。アデノシンはワタの部分に多く含まれている成分で、血流の不調を整え、動脈硬化などの予防につなげられるといわれています」

Q.スイカやメロンの皮、種を食べることは可能なのでしょうか。栄養成分を効率的に摂取するのにお勧めの食べ方はありますか。

桜井さん「スイカの皮や種を捨ててしまう人は多いと思いますが、皮や種にも栄養がたくさん含まれています。特にカリウムは皮の方に多く含まれていて、漬物・浅漬けにして食べるレシピが有名ですね。

実は、種も食べることができ、いることでナッツ感覚で食べられます。栄養成分でいうと、リノール酸というコレステロール値を下げる働きを持つ成分が含まれていますね。

メロンについては、皮が薄い品種もありますが、皮や種を食べる習慣はあまりないと思いますね。ただ、これはメロンとスイカどちらにも言えるのですが、おいしさや栄養の面で、生の状態で食べるのが一番良いと思います。そうすることで、熱に弱いビタミンCや葉酸、ペクチンなどの栄養素もしっかり摂取できます」

* * *

 スイカの皮や種を食べられるのは意外だったと思います。スーパーや青果店でスイカやメロンを購入したら、ぜひ新鮮なうちに味わってみてくださいね。

オトナンサー編集部

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