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「正直汚い」「気にならない」賛否くっきり…夏場「人の家に素足で上がる」行為、マナー的にアリorナシ?

オトナンサー / 2024年8月22日 9時10分

人の家に「素足」で訪問…アリorナシ?

 夏休みなどで人の家にお呼ばれする機会も少なくないこの時期、汗ばむシーズンだからこそ“論争”になりがちなのが「人の家に素足で上がる」ことに対する是非です。

 サンダルを履く機会が増えることから、夏の外出時は「靴下を履かないことが多い」という人もいると思いますが、人の家を訪問する際の“素足”については「アリ派」と「ナシ派」で意見が分かれており、「普通に失礼じゃない?」「素足はあり得ないです」「人の家に行くときにサンダルはダメだろ」「足の裏って正直汚いし…」「何も気にせず、友達の家に素足でお邪魔してた…」「素足でペタペタ歩かれても気にならないけどなぁ」「素足で来てくれても全然いい」「不快じゃないよ」など、賛否あるようです。

 では実際、人の家に上がる際の「足元」はどうするのがいいのか、マナーの観点からみたときに“正解”はあるのでしょうか。ヒロコマナーグループ代表で、企業のマナーコンサルティングをはじめ、皇室のマナー解説やNHK大河ドラマ「龍馬伝」、NHKドラマ「岸辺露伴は動かない 富豪村」、同シリーズ最新作「密漁海岸」のマナー指導などでも活躍するマナーコンサルタント・西出ひろ子さんが解説します。

■相手は「アリ派」なのか「ナシ派」なのか

 外出時にサンダルを履く機会が増える時季ですが、そんな夏場における「人の家に裸足で上がる」ことについて、「アリ派」「ナシ派」含めたさまざまな意見や考え方、また「マナー的にはどうなのか」といった疑問の声もあるようです。

 まず、マナーには本来“正解”はありません。なぜならば、マナーは相手の立場に立つ思いやりの心を形で表現するものだからです。それは、相手や状況などによって変わります。よって、今回のテーマについて「アリ派」「ナシ派」それぞれの意見の人がいらっしゃるのも自然なことです。人はそれぞれに、さまざまな考えを持っています。

 ここで、マナーの観点から言えることは、自分が「アリ派」「ナシ派」のどちらなのかということではなく、相手がどちらなのかを察したり、知ったりするのが大切だということです。

 そして、自分とは異なる考えの人に対して、ダメ出しをしたり、ジャッジしたりするのではなく、たとえそれを受け入れられなくても、受け止めて差し上げる優しさがマナーの心だと考えます。

 では実際のところ、マナー的観点からみた場合、夏場に人の家に上がる際の「足元」はどうするのがよいのかを考えてみます。

 一般的には、「人さまのお宅に上がるときには、素足でない方がよい」という考えの人が多いようです。そうしたことを踏まえると、スリッパをお借りする場合でも、「素足ではなく、靴下やストッキングを履いていく」のが自然になりますね。「自分は素足でいたくても、相手の気持ちを考えて、素足は避ける」という選択の気遣いに、人としての美しさを感じます。

 マナーは、相手の立場に立って、相手を不快にさせないという気持ちが大切です。素足を避ける理由としては、皆さんのご意見にもある通り、足裏の汗や汚れなどを直接、床やカーペットなどにつけないためです。一方で、もし床にほこりなどがあるとすれば、それが自分の足裏に付着する可能性もあります。マナーは、双方のプラスを生み出すものです。

 また、夏場にサンダル以外の靴を履く際は、素足で履くよりも、綿の靴下を履いて、汗を吸い取ってもらう方が清潔といえるのではないでしょうか。訪問先の方を不快にもせず、一石二鳥です。

■インターホンを鳴らす前に…

 夏場、人の家にお呼ばれした際に注意するとよいことは他にもあります。

 基本的なことですが、訪問時は「お邪魔します」「お招きくださりありがとうございます」などのあいさつを忘れずに伝えましょう。また、汗をかく人は、呼び鈴やインターホンを鳴らす前に、ハンドタオルなどで汗を抑えて、清潔感や爽快感を保った状態で訪問しましょう。

 せっかくお呼ばれをしたのですから、その時間と空間は双方気持ちよく過ごしたいものですね。年々気温は上昇し、残暑が厳しいことも相まって、ささいなことについイライラしてしまうときもあるかもしれません。お互いに相手の立場に立つ真心マナーで、心地よい毎日をお過ごしくださることを願っております。

オトナンサー編集部

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