【漫画】カラオケに行った後、“不機嫌”になった彼氏 理由を聞くと「信じられない答え」が！＜作者インタビュー＞

漫画「無実の証明」のカット（ヒマ子2★元カレとのすれ違いケンカさん提供）

　同棲していた彼に腹を立てたエピソードを描いた漫画「無実の証明」が、Instagramで多くの女性の共感を集めて話題となっています。

　カラオケボックスに行き、楽しい時間を楽しんだはずの帰り道、彼はなんだか不機嫌そう。その理由を彼女が尋ねたところ、彼は…。読者からは「なんでこう思うの？」「めっちゃイラつく」などの声が上がっています。

■彼氏と別れるときに大モメ

　このマンガを描いたのは、ヒマ子さんです。元彼とのエピソードをネタにしたエッセイ漫画をInstagramとブログ「毎日ヒマ子の分析日記」で発表しています。

Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。

ヒマ子さん「3年ほど前からです。2021年にゆるい日常系エピソードの漫画を描いてInstagramに投稿し始め、2022年には元彼とのけんか話を載せるアカウントを別に作りました」

Q.元彼とのエピソードを漫画にしようと思った理由は何ですか。

ヒマ子さん「元彼とお別れした際、それはそれは大いにもめまして。あまりにも『……』な経験だったので、『いつか本にする』と元彼に言ったところ、『いいじゃん本にしなよ（笑）』と返されたのが大きなきっかけです。『言ったな！？　絶対書くからな！』と心に誓いました。しかし本は書けないので、ギャグ要素も盛り込んだ漫画形式に変更し、Instagramに投稿しました」

Q.無実をきちんと証明しようとするのはとても理性的な行動だと思いますが、なぜここまでしようと思ったのでしょうか。

ヒマ子さん「毎回毎回、彼の被害妄想で浮気を疑われるのが腹立たしかったからです。疑われる度に、私は彼の被害妄想である旨をせっせと説明するんです。すると今度は、『俺は実際その場にいなかったから本当かどうか分からない、確かめようがない』と言ってきます。ああ言えばこう言う（笑）。

いつもそんな感じだったので、イマイチ身の潔白が証明しきれない私は、ずっとモヤモヤを抱えていました。しかしこの話のときは“履歴”という動かぬ証拠があったわけです。しかも彼から言ってきたので、『これはラッキー！』と。勝てるけんかだと思ったので買いました。

また、『彼が事実だと思い込んでいることが、事実ではない』と証明されたら、彼はいったいどうするのか見てみたいという気持ちもありました。当時の私は、『俺の考え過ぎだったね、浮気を疑ってごめんね』と、彼から言ってほしかったんだと思います」

Q.実際のところ、カラオケで歌った曲の履歴は消えていたのでしょうか。

ヒマ子さん「多分消えていない、と思います。元彼に『どの曲の履歴がなかったの？』と質問しましたが、『履歴が残ってなかった』を繰り返すだけで、曲名を明言しないんです（笑）。なので、マイページにログインしたところで、実際消えているかどうか、確認のしようがありませんでした」

Q.漫画「無実の証明」に、どのようなコメントが寄せられましたか。

ヒマ子さん「彼の言動への驚きの声、彼に腹を立ててくださる声、私の気持ちに共感くださる声などがありました。また私が怒らずに、長々とした彼の話に付き合って対応したことを、褒めてくださる人もいました。

このエピソードに限らず、『今付き合っている人（または以前付き合っていた人）が、元彼さんにそっくりです』とコメントを頂くことがよくあります。当時は理不尽な彼の言動に共感し合える“似た境遇の人”を探していたので、今お話しできてうれしいです。皆さんと話すと、『分かる～！』がいっぱいあるんです。共感し合うと、当時の私が癒やされる気がします。そして世の中には元彼のような人がたくさんいると知り、とても驚いています」

オトナンサー編集部