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【知らないと危険】「絆創膏」貼りっ放しはNG 再び“出血”する可能性も

オトナンサー / 2024年10月22日 9時10分

ばんそうこうを貼りっ放しにするリスクは?

 傷を負ったときにばんそうこうを使う人は多いと思いますが、つい何日も貼りっ放しにしてしまったことはありませんか。この場合、皮膚にどのような影響を及ぼす可能性があるのでしょうか……。にっしん皮フ科・形成外科(さいたま市北区)院長で、皮膚科・形成外科臨床医の平岩亮一さんに、正しく安全な使い方を聞きました。

■ばんそうこうは1日2回取り換えること

Q.ばんそうこうの交換の目安について、教えてください。

平岩さん「ばんそうこうは朝と晩の1日2回、交換することを前提とされている製品です。ばんそうこうは小さな通気口が開いていますが、大部分がビニール素材のため、蒸れが起こりやすく、水はけがよくありません。

例えば擦り傷の場合、損傷した皮膚の組織が傷だらけになっており、肉眼的な出血が止まった後も炎症反応が増加し、炎症性浸出液が出て顕微鏡的出血が続きます。ばんそうこうに付属されているガーゼは薄く、これらの炎症産物(浸液液)を吸着し切れません。これは傷の深さや広さによっても変わります。ばんそうこうは朝と晩の1日2回、取り換えてください」

Q.ばんそうこうを貼りっぱなしにした場合、皮膚にどのような影響を及ぼす可能性があるのでしょうか。

平岩さん「傷の修復がなされないまま、炎症産物の吸着だけ行っている状況となるため、傷の深さや広さによっては、細菌感染を起こし、腫れや痛み、熱感が増加する場合のほか、とびひ(伝染性膿痂疹)となり、傷の縁がただれて出血してくる場合があります。今年は10月前半が比較的気温が高く、とびひを発症する人が増えています」

Q.ばんそうこうをはがすと皮膚が白っぽくなることがありますが、なぜなのでしょうか。

平岩さん「『浸軟』といい、角質層が過保湿状態となり、角質間の接着斑が剥がれて水分や空気が角質層の間に入りこみ、白く剥がれやすくなっている状態です」

オトナンサー編集部

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