亡き夫のサブスクやめたい→パスワード分からず 遺族が“デジタル遺品”で困惑する事例も 今からできる対策は?
オトナンサー / 2024年11月21日 20時40分
亡くなった家族が契約していたネット銀行やサブスクサービスなどを巡り、遺族が手続きをしようとしたところ、IDやパスワードなどが分からず、困惑するケースがあるとして、国民生活センターが必要な対策を行うよう、Xの公式アカウントで呼び掛けています。
国民生活センターによると、「亡くなった兄が利用していたネット銀行の手続きをしたくてもスマホが開けず、ネット銀行の契約先が分からない」「亡き夫が契約したサブスクの請求を止めたいが、IDとパスワードが分からない」などの相談が寄せられているということです。このように、亡くなった人のデジタル機器内のデータのほか、亡くなった人が契約していたネット上のサービスなどは「デジタル遺品」と呼ばれています。
同センターは相談事例から見える特徴について、次のように紹介しています。
・故人のスマホやパソコンなどのパスワードが分からない場合、第三者がロック解除することは困難。
・ネット上の資産は本人以外が実態を把握することが難しく、相続手続きに時間がかかることがある。
・サブスクは解約手続きをしない限り請求が続いてしまう。
その上で、デジタル遺品で遺族が困らないよう、「デジタル終活」として次のような対策を行うよう、呼び掛けています。
【デジタル終活に関する主な取り組み】
・万が一の際に遺族がスマホやパソコンのロック解除ができるようにしておく。
・ネット上の資産やサブスクの契約は、サービス名・ID・パスワードを整理しておく。
・エンディングノートの活用を検討する。
・自分自身に何かあったときに備えて、スマホなどのアカウントにアクセスできる人を指名できるサービスを活用する。
オトナンサー編集部
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
「コード決済、相続に苦労」「サブスク請求止められない」困る遺族……“デジタル終活”どうすれば?
ITmedia NEWS / 2024年11月20日 17時37分
-
「デジタル遺品」トラブル相談相次ぐ…国民生活センターが注意呼びかけ
日テレNEWS NNN / 2024年11月20日 16時44分
-
全国の中小企業経営者夫婦の「デジタル終活」意識調査
PR TIMES / 2024年11月6日 15時15分
-
数年前、母が「お葬式の契約をしたのよ」と電話で話していたことを思い出しました。葬儀の「生前契約」とはどのようなシステムなのでしょうか?
ファイナンシャルフィールド / 2024年11月4日 3時0分
-
【終活婚・60代】夫の相続でもめるのは絶対嫌!! まかせて安心『遺言信託』のメリット3つ
ハルメク365 / 2024年10月27日 10時0分
ランキング
-
1【冬の乾燥対策に】ドラッグストアで手軽に買える! ハンドクリーム5選
マイナビニュース / 2024年11月21日 17時0分
-
2書店に行くとなぜか急にトイレに行きたくなる「青木まりこ現象」とは?
マイナビニュース / 2024年11月21日 16時2分
-
3【風呂キャンセル界隈】医師「心身が疲れた時こそ入浴を」 - 安全で健康的な方法とは
マイナビニュース / 2024年11月21日 11時0分
-
4とんでもない通帳残高に妻、絶句。家族のために生きてきた65歳元会社員が老後破産まっしぐら…遅くに授かった「ひとり娘」溺愛の果て
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年11月21日 8時45分
-
5生産性を上げ、まわりと差がつく5つの栄養素 ライバルを出し抜くために必要なのは「食事」
東洋経済オンライン / 2024年11月21日 10時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください