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【漫画】7年前に「うつ病」と診断された女性 当初は外出、起床できず…闘病生活で得た“気付き”とは?<作者インタビュー>

オトナンサー / 2025年1月8日 7時10分

漫画「元気そうに見えるうつ」のカット(朝木 優羽さん提供)

 自身のうつ病の症状を伝える漫画「元気そうに見えるうつ」が、Xで話題となっています。
 
 7年前からうつ病を患っている女性。重度だった初期から、現在はだいぶ症状が改善しました。そんな彼女が自分自身を見つめ、できることやできないこと、今の気持ちを静かに伝えている漫画の内容は…。読者からは、「正直に描かれていて、心に響きました」などの声が上がっています。

■漫画を制作することで癒やされた部分も

 この漫画を描いたのは、Xでイラスト作品やエッセー漫画を発表している、イラストレーターの朝木 優羽さんです。イラスト作品はtumblerにも掲載しており、クイックコミックでは読切漫画「蒼の錬成人」が掲載されています。朝木 優羽さんに、作品についてのお話を聞きました。

Q.SNSで漫画を発表するようになったのはいつごろですか。

朝木さん「X(当時はTwitter)のアカウントは2014年に作りました。ずっと漫画を描いていて、SNSは発表の場の一つでした」

Q.ご自身の経験を、漫画にして発表しようと思った理由を教えてください。

朝木さん「ふと、病院に通い始めて7年経っていることに気付いたんです。今もつらい気持ちが襲ってくることはありますが、最初に比べるとずいぶんと良くなりました。同じように、うつで苦しむ人や、その身近にいらっしゃる人たちが何か受け取れるものがあればと思い、筆を取りました。

私のように、寛解したわけではないけれど状態の良い悪い、その中間にいる人もいらっしゃると思うので、今の状態をそのままつづろうと思いました」

Q.漫画にすることで、何か良い影響はありましたか。

朝木さん「意外と優しいコメントが多く、私の方が癒やされたかもしれません」

Q.この作品で、誰に、どのようなメッセージを伝えたいですか。

朝木さん「『脳が回復する』という事実は私にとって救いでしたので、今うつの症状が重い人に届いてほしいと思いますが、そういう人はきっとSNSを見ることすらできないと思うので、彼らに寄り添っている人の希望になってほしいです」

Q.作品について、どのような意見が寄せられていますか。

朝木さん「『深い人生体験を感じさせる作品』『ユーモアも交え読みやすく、同じ悩みを抱えている人の励みになるような作品』『とても分かりやすく、正直に描かれていて心に響きました』などのコメントを頂きました」

Q.今後、取り組みたい創作活動は何ですか。

朝木さん「イラスト制作は、個人・商業問わずご依頼を承っています。人物、背景ともに描けますが、特に動物のイラストを描きたいです。依頼はXのDMや仲介サイトからご連絡ください」

オトナンサー編集部

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