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鶏肉の食べ過ぎで“痛風”に!? 一緒に摂取すると、発症リスクが下がる食べ物とは

オトナンサー / 2025年1月30日 9時10分

鶏肉を食べ過ぎると痛風のリスクが上がる?

 カロリーが低いとされ、ヘルシーなイメージがある「鶏肉」。ダイエット向きの食材といわれることもあり、日々食べ続けている人は多いと思います。一方、ネット上では「鶏肉を食べ過ぎると痛風になりやすい」という内容の情報がありますが、本当なのでしょうか。鶏肉を食べるときの注意点や組み合わせた方がよい食材などについて、管理栄養士の桜井このさんに教えていただきました。

■キノコ類や海藻類を一緒に摂取するのがお勧め

Q.そもそも、鶏肉はタンパク質が豊富で低カロリーな食材なのでしょうか。

桜井さん「そうですね、部位によっても違うのですが、特にささ身は低カロリーでタンパク質が豊富な部位と言えます。その次がむね肉で、モモなどは脂質が多い分、少しカロリーが高いといった感じですね。カロリーを抑えて鶏肉を食べたい場合は、ささ身を選ぶと良いと思います」

Q.ネット上では「鶏肉を食べ過ぎると痛風になる」という内容の情報がありますが、本当なのでしょうか。

桜井さん「痛風は『プリン体』という成分を摂取することで発症しやすいといわれているのですが、鶏肉に含まれているプリン体の量は部位によって異なります。80グラム当たりのプリン体の含有量を比較した場合、最もプリン体が多く含まれているのはレバーで250ミリグラムです。一方、ササミは123ミリグラム、ムネは113ミリグラム、手羽110ミリグラム、モモ98ミリグラムとかなり差があります。

プリン体の1日における摂取量の目安は400ミリグラムなので、レバーと他の部位を同時に食べてしまうと、目安量を超えてしまう計算になります」

Q.普段から鶏肉をよく食べる人が痛風を避けたい場合、どのような対策が必要なのでしょうか。

桜井さん「プリン体は肝臓で尿酸に分解されるのですが、この分解が追いつかなくなったり、肝臓の働きが悪くなったりすると、尿酸値が上がって痛風になります。ですから、尿酸の分解や排出を助けてくれるキノコ類や海藻類などと一緒に食べると良いでしょう。

また、ニンジンやトマトなど、プリン体の含有量が少ない食べ物を選んでいただくのも一つの方法です。肉を食べたい場合は、鶏よりも豚やラムなどのお肉の方がプリン体の含有量は少なめですね」

* * *

 鶏肉がヘルシーで健康的な食材であることは間違いありませんが、部位によってはプリン体の含有量が多いことが分かりました。「レバーと他の部位を同時に食べない」「プリン体の含有量が低い食材を一緒に食べる」など、食材の組み合わせを意識できると良いですね。

(オトナンサー編集部)

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