【春節】インバウンドで人気の都道府県はどこ? 「人気急上昇の行き先」ランキング 3位「岐阜」…1位&2位は「バスツアー」で訪れる県
オトナンサー / 2025年1月14日 20時10分
アジア最大級のオプショナルツアー予約サイトを運営するKKDAY JAPAN(東京都新宿区)が、2025年の春節(旧正月)における「インバウンド体験先」について調査を実施。その結果を公開しました。
調査は、春節休暇がある台湾、香港、韓国、中国、シンガポール、マレーシア、フィリピン、ベトナム、インドネシアを対象に、2025年の春節連休期間 (1月25日から2月4日)の、同社の予約データから作成されました。
■SNSで話題となったスポットが注目
2025年の春節休暇で日本を訪れるインバウンドに人気の都道府県をランキング化した「人気体験先ランキング」では、1位が「東京」、次いで「大阪」「京都」「北海道」「沖縄」という結果になりました。東京や大阪などの大都市圏では、レジャー施設の予約数が減少傾向にある一方で、グルメ体験の予約が増加しているとのこと。また、大阪府の勝尾寺、福岡県の糸島、愛知県の犬山城など、SNSで話題となったスポットが注目されており、特に糸島は前年の2.6倍以上の予約数を記録したということです。
「人気急上昇体験先ランキング」では、3位に「岐阜」、2位に「宮城」、そして1位に「山形」が入りました。同社によると、2025年の春節は東北地方を選択する旅行者が増加しており、特に山形県と宮城県は、バスツアーを利用してセットで訪れる傾向にあるといいます。
また、東北地方が人気の背景には、SNSでの拡散とともにアクセスの向上が大きく寄与しているとのこと。銀山温泉と雪が織りなすノスタルジックな景色や、雪とともに写るキツネの愛らしい写真が、海外で爆発的な人気を誇っているとしています。
さらに、仙台空港では、台湾、韓国との直行便に加えて、2024年に香港との直行便が就航し、2024年から2025年の年末年始には、国際線の利用者数が過去最多となるなど、東北地方の空港における国際線の復活や新規就航が相次いだことで、アジア各地からの直行便が増加し、アクセス改善につながっているとのことです。
調査結果を受け、同社は「福島県の大内宿、青森県の奥入瀬渓流や八甲田山などでのスノーアクティビティも人気で、冬の日本でしか楽しめない特別な景色や体験にも注目が集まっています」とコメントを寄せています。
オトナンサー編集部
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