ベッキー、結婚再始動しても抜けない「例のクセ」にガッカリだ
OTONA SALONE / 2019年2月22日 21時0分
久しぶりに見たけど、やっぱりベッキーって腕があるなぁ。
2月10日放送の「行列のできる法律相談所」(日本テレビ系)を見ていて、こう思ったのでした。なぜベッキーを見るのが久しぶりかというと、例の不倫騒動があったからです。
LINEの流出が、ベッキーのウソを暴いてしまった
レギュラー番組を多数持ち、CM契約も多かったベッキーですが、2015年「週刊文春」(文藝春秋)にゲスの極み乙女。・川谷絵音との不倫(法律上の妻がいながら、川谷の実家に二人で帰省していた)を激写されたベッキー。スポンサーはトラブルを嫌いますから、ベッキーは即座に質問なしの会見を断行。そこで、単なる友達であることを強調したのですが、まるでそれを待っていたかのように、文春が第二弾を放ちます。LINEの文面が誌上にのったのです。
川谷の離婚届を卒業証書にたとえたり、「友達で押し通す予定笑!」といった具合にウソのカラクリがさらされてしまったのです。これをされたら、もう「不倫していません」と言い逃れはできないでしょう。
ベッキーと言えば、これまで男性スキャンダルはおろか、熱愛のウワサすら聞いたことがありませんでした。「笑っていいとも!」(フジテレビ系)で共演した千原ジュニア曰く、いいともの忘年会のあと、ローラと共に千原邸で飲みなおしたそうですが、酔いつぶれるローラを尻目に、ベッキーは使った食器をすべて洗い、ローラをかついで家に帰ったほどの礼儀正しさ。そのベッキーが、不倫し、略奪プラス嘘をついたとなっては、イメージがた落ち。一般人レベルでは、不倫よりも嘘をついたことで「実は腹黒い」というイメージを持たれてしまったほうが、ダメージは大きかったかもしれません。ベッキーは休業に追い込まれてしまいました。
ウソをつくと、さらなるイメージダウンが待っている
ベッキーと不倫という組み合わせもさることながら、私が驚いたのは「モノ言うシロウト」の存在なのでした。井上陽水、玉置浩二、Mr.Children・桜井和寿、GLAY・TERUなど、売れたミュージシャンが支えてくれた一般人の妻を捨てることはある意味当然で、週刊誌やワイドショーに報じられることなく、ひっそり消えていきました。
「週刊文春」に誰が不倫ネタを持ち込んだかはわかりませんが、ベッキーか川谷、どちらの携帯を触れる人でないとLINEは見られないでしょう。ベッキー側が不倫を明るみにしたいわけはないので、となると川谷側の誰かが持ち込んだと考えるのが自然です。週刊誌が掲載に踏み切るのには、ターゲットである芸能人の知名度や話題性に加えて、信ぴょう性が高いかどうかも重要になってきます。ホテルでくつろぐ写真や会話(LINE)は、法的には不十分かもしれませんが、不倫をしているという印象を与えるのに十分な証拠となります。スマホがあれば、一般人であっても芸能人を“告発”することができるのです。
「モノ言うシロウト」の存在は、女優・斉藤由貴の不倫にも見え隠れします。「週刊文春」が斉藤が仕事用に借りたマンションに一般人男性が入っていく姿を報じましたが、斉藤は不倫を否定していました。しかし、「FLASH」(光文社)が斉藤と男性のキス写真、男性が斉藤のものと思われるパンツを頭からかぶっている写真を掲載したことで、言い訳はできなくなってしまいます。斉藤や相手の男性が自分から週刊誌に持ち込むことは考えにくいですから、これまた芸能人である斉藤にダメ―ジを与えたい男性側の誰かと考えることができるでしょう。ウソをつくと、スマホにあばかれてさらなるイメージダウンする時代なのです。
ベッキーは謹慎を余儀なくされますが、さすがに不倫バッシングに大衆が飽きてきたことや、人の噂もなんとやらで、復帰に好意的なムードが出てきました。「スポーツ報知」が巨人二軍内野守備走塁コーチ・片岡治大との真剣交際を報じ、2月13日に結婚を発表するなど、あらゆる意味で不倫騒動は過去のものとなります。
「smart-FLASH」(光文社)は二人の出会いを知人の紹介としたうえで、「失礼ながら、ベッキーを恋人候補として、片岡コーチに紹介するのはなかなか勇気がいることだったのではないか」と男性にありがちな「自分が不倫するのはいいけれど、自分の彼女や妻が不倫するのは嫌」という典型的なミソジニーをにじませていましたが、実は片岡コーチは昔からベッキーの大ファン。ベッキーと出会えて嬉しかったでしょう。プロ野球選手のセカンドキャリアは厳しいという話を聞いたことがありますが、コーチという不安定な仕事をしている男性にとって、ベッキーのように稼ぐ女性と結婚出来れば将来は安泰。メリットありありですから、そりゃ結婚するでしょう。
ベッキーはこれからどうしていけばいいのか?次ページ
ベッキーは変わっていない
こうして、ベッキーは復帰を遂げ、よかったね!と言いたいところですが、その一方でベッキーにとって、あの騒動は何だったんだろうと思うのです。
「行列のできる法律相談所」で、東野幸治から、かつてのベッキールール(仕事ができるのはスタジオがあるからなので、スタジオに入るときは一礼する、黒は葬式の色だから着ない)を指摘されて、ベッキーは「もうやっていない」「ああいうところがダメなんだよ」と答えていました。ダメなところは直すと言うまじめスタンスを相変わらずとっているようです。
もちろん、やってはいけないことはしないに越したことはありません。
しかし、いけないとわかっていることでも、時にしてしまうことがある。ベッキーは不倫をとおして、それを知ったのではないでしょうか?
若い女性タレントにとって好感度は重要かもしれませんが、オトナがそれと全く同じ方針で戦った場合、勝ち目はないと私は思います。ですから、ベッキー、そろそろオトナのタレントにシフトして、本音を言ったらどうでしょう。
「不倫は悪いことだけれど、止められないほど好きになってしまうこともある」「早く離婚してほしいと思った」「でも、バレると女性側のペナルティーがあまりにも重いし、迷惑もかけるから、やっぱりやめたほうがいい」というように、自分の経験で語れるのは、今のところベッキーしかいないのです。本音を隠した今のやり方だと、いい子ぶりっ子おばさんになってしまう気がします。
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