ダメンズな「元カレ」とヨリを戻してしまう40代独女の特徴3つ
OTONA SALONE / 2019年3月28日 17時30分
出会いもないし、この先ひとりぼっちはイヤ。だったら、「ダメな元カレ」でもいないよりまし……。
そう思ってふたたび付き合いだしたものの、やっぱり好きになれない上に以前よりひどい扱いを受けるある40代独女は、そんな自分を「仕方ない」と思いこむことで許しています。
孤独に負けてしまうと、意図しない交際でも受け入れてしまう女性の気持ちについて、お話します。
人の気持ちがわからないことが嫌いで別れた元カレ
「1年ほど付き合った年上の男性がいました。
でも、今までろくに恋愛してこなかった人で、女性の気持ちに疎いというか、自分中心に関係を進めたがるところがあって。
映画に誘ったら自分はこっちが観たいと別の映画を平気で言ってきたり、食事に誘うのもあっちの気が向いたときだけ。
ベッドでの時間も下手くそだし、正直あまり楽しい思い出はありません。
でも、彼と別れてからまったく出会いがなく、『このままでは本当におひとりさまになってしまう』と焦ってこちらから元カレに連絡をとりました。
私が振った側で、彼が私に未練を持ったままであることは共通の友人から聞いて知っていたので、こちらから復縁を持ちかければ飛びつくだろうと思っていたのですが、案の定新しい彼女ができていなかった彼はすぐにOKの返事をくれました。
でも、以前より少しも変わっていないし、年をとっただけ『俺は婚活市場では価値のない男だし』『俺なんてどうせ底辺だし』と卑下する言葉が増えていて、聞くだけでもうんざり。
それでも、私のことは好きらしくて声をかければ喜んで食事でもドライブでも行ってくれます。
ベッドで過ごす時間だけはやっぱり苦痛だけど、それも我慢できていました。
が、私から復縁をお願いしたせいか、彼が少しずつ調子に乗ってきたというか、偉そうな態度が見えてきて。
食事に誘うのも『俺が暇なら行けるよ』、ちょっとしたことで相談したいときも『どうしても俺の力が必要なら』と、いちいち上から目線で言うようになりました。
イライラするし楽しくないし、でもこんな男でもいないよりマシ。
会社では彼氏ができたことで周りの私を見る目も変わり、友達からも『良かったね』と言われることが嬉しくて、ズルズルと付き合い続けています。
今度旅行に行く話が出ているのですが、彼の行きたいところが優先で私の希望は却下。
『旅行に行く相手がいて良かったね』と平気な顔で言う彼を見ているとなんだか絶望的な気分になりますが、仕方ないと思って諦めています」(38歳/サービス)
「どう見てもダメンズなんだけど」と言うと、上の彼女は
「でも、いないよりマシよ」
とため息をつきながら返します。
「いないよりマシ」と思いながら、彼女はこの男性を愛する努力もできません。
仕方ないと思いながら付き合うことが、彼女にとって本当に幸せな選択ではないことは、誰が見ても明らかです。
”社会不適合者”と思われたくない心理
この女性は、大手ではないけれど堅実的な経営を続ける会社で20年以上勤めています。
収入もひとり暮らしを楽しめる程度にしっかり手にしており、貯金のほかに投資をするなど老後の備えについても抜かりがありません。
明るいけれどちょっと神経質な性格で、「他人との距離のとり方が難しい」と自分でも言うように、親しい人はあまり多くないしこれまで付き合った男性も今の彼を含めて3人だけ。
同僚がどんどん結婚していく中で、彼女は寂しさを仕事で紛らわし、特に趣味なども持たずに生きてきました。
仕事ばかりしてきて積極的に外の世界とつながることをせず、これまでいい出会いも経験してこなかったことが、彼女を「このままではひとりぼっちになってしまう」と追い詰めていました。
今の彼を決して深く愛してはいない。それでも、「アラフォーで未婚、彼氏なし」の事実は”社会不適合者”のレッテルを貼られるようで、それから逃れるために我慢して交際しているのが本音です。
会社では「先輩の彼氏って、きっと仕事のできる人なんですよね」と後輩に言われ、友人からは「これからは落ち着いて付き合えたらいいね」と励まされる。
それが彼女にとって「世間から認められた自分」の証であり、こんな男でも仕方ないと諦める代償に手にしているもの。
ですが、その歪みこそ彼女自身を不幸にしているのが、本当の現実です。
自分の価値を小さく見てはいけない!
自分を過小評価する必要はない
「正直に言うけど、もっといい男は世の中にたくさんいるし、自分を『この程度の男しかいない』って諦めることが一番の不幸だと思うよ」
そう言うと、彼女は黙って横を向きました。
彼女は、決して高望みをしているのではありません。
何でもいいから彼氏がいる事実、ひとりぼっちじゃないという事実だけがほしいのであって、それを世間に知ってもらうことで自分は価値がある女性と思われたいのです。
交際の内容なんて言わなければ知られることもないし、実際に一緒にご飯を食べに出かけられるし旅行にも行けるし、それだけでも「仕事を頑張りながら彼氏とも楽しく付き合っているリア充なアラフォー」と思われる。
だから、ダメンズな彼氏でも仕方ないと諦めることができる。「ひとりぼっちよりマシ」だから。
ですが、その「見栄」がかえって自分を苦しめることに彼女は気が付きません。
心から好きだと思えない男性との時間が、彼女を幸せにしてくれるでしょうか。
いずれまた別れることになれば、以前よりもっと彼女は孤独になります。
ダメンズな彼氏とも続かず、今よりさらに年をとってからひとりぼっちに戻り、焦ったところでもう声をかけられる男性はいません。
そんな将来の自分を避けるためには、何より自分を過小評価するのをやめることです。
付き合えるなら誰でもいいのではなく、本当に幸せな交際がしたいと思うなら、”今の”自分で勝負するのが条件。
それが彼女の恐れる孤独を遠ざけ、良い出会いを引き寄せる道だと、彼女自身が気がつく必要があります。
年を取ると、「こんな私じゃ誰にも相手にされない」と自分の価値を小さく見てしまうことがありますが、そのネガティブな気持ちこそが孤独を呼びます。
そうではなく、常に「今の自分は最高」なんだと思うこと、今の自分に自信を持つことが、幸せな恋愛のためには欠かせません。
過小評価はやめ、ありのままの自分を好きでいられる40代独女でいたいですね。
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