副業やセカンドキャリアを始めるときに、知っておきたい4つのこと

OTONA SALONE / 2019年4月21日 19時0分

「仕事を辞めてかわいいカフェをやりたいなあ うふふ」と若い頃は思うものです。そのうち、開業資金や煩雑な手続きのことを知り諦めるわけですが、副業として何かをやるのはとてつもなく素敵なことです。国も副業・兼業を勧めていて、時代は変わってきたといえます。では、どのように副業やセカンドキャリアを選べばよいのでしょうか。

 

1・重要、「新しいこと」を始めない

副業を始める、あるいは、退職してフリーランスとしてやっていく場合、何かを0から始めるのは良い選択とはいえません。今持っているもので勝負するのが効率的です。

 

例えば、仕事で得たスキルやコネクションを活かすもの、仕事と同じ業種、特技を利用したものです。最もオススメなのは趣味を活かすことです。今まで、可処分所得を使って行っていた趣味を仕事に替えれば、すべて経費になり、収入も増やすことができる。

 

どんな副業をするか迷ったら、あなたの趣味の中から見つけると良いでしょう。

 

2・「ありがちな趣味」を活かしたビジネスは競合が多すぎる

ぼくの周りで散見されるのは、ネイルサロンやアロママッサージ、ヨガスタジオです。きっと、本人がハマっていろいろ調べているうちに、仕事としてやりたくなったのでしょう。

 

これらは、お金持ちの奥さんに多い気がします。美容にお金を使っていて、頻繁に通っているうちに深く知りたくなり、本を読み、学校に通い、技術を身につけ、旦那さんに相談してお店を開くのでしょう。あるいは、元々の容姿が美しく、美容に興味を持ち、特にやりたいことがないから知り合いに出資してもらって開業するという若い女の子もいました。

 

その子はいつのまにか開業資金を自分で出すことになって、貯金を知り合いに渡したところ持ち逃げされて途方に暮れている、というメールが来たのを最後に、連絡が取れなくなってしまいました。

 

3・「趣味を仕事にする」のも赤字リスクが高い

趣味が趣味で終わってしまうと、それらにかかったお金は、収益を生みません。ただ、楽しかっただけです。お金を求めないのなら、それはそれで良いのかもしれません。

 

ぼくは愉しいことがしたくて、東京国税局を辞めて芸人になりました。国税局の仕事も愉しいのですが、芸人はもっと愉しい。毎日が夏休みです。さらに、子供の頃から好きだった書くことや趣味の税金を仕事にして収入を得ています。すべてが愉しい。アルコールの中ではワインが好きなので、次はワインを仕事にしようとしています。

 

例えばあなたがネイルサロンを開こうと考え、専門学校に行くとします。1年間で50万円くらいでしょうか。卒業後にお店を出すとなったら、テナントの賃借料、内装工事代、設備や機械の購入代金がかかります。でも、それらを支払った年は、業界では新人ちゃんなのであまり収入がありません。お友達のマダムたちに来てもらってもたかが知れています。

 

だから、それらを経費にしてもそもそも収入がないので意味がない。ただ、赤字になるだけです。会社の場合は、減価償却は任意なので、機械や設備の購入代金は数年後、利益が出たときに経費にできます。でも、個人事業者はそうはいきません。強制償却なので、赤字でも経費にすることになります。ああ、なんて可愛そうな個人事業者。

 

でも、“開業費”に当たるものは、特別に任意償却できるのです。

 

4・むずかしくても読んでね「繰延資産の任意償却」

開業費は“繰延資産”と呼ばれ、任意償却することができます。事業を始めるまでに準備のために支出したものがこれに当たります。広告宣伝費とか水道光熱費とか賃借料とか、アルバイトの賃金とか試作費用とか接待費とか、ネイルサロンをオープンするまでにかかる様々な費用です。これらの「任意」、つまり好きな年に経費にできるのです。

 

なお、10万円以上の機械や設備は、開業費には当たりません。固定資産として減価償却をします。

 

趣味を仕事に替えるとき、個人事業や法人としての活動が初めてならば、いくつかの手続きや知っておくと有利なルールがあります。お金があれば税理士さんに相談し、余裕がなければ関連書籍を漁ってください。きっと「知っててよかった」と思うはずです。

 

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