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#147 婚活で大切なのは「条件じゃなく」アレだった【40代編集長の婚活記】

OTONA SALONE / 2019年5月29日 17時0分

40代女性が結婚できる確率は1%未満⁉ この数字がホントかどうかはさておき、やはり40代の婚活は一筋縄ではいかない。44歳から婚活を始めたOTONA SALONE編集長アサミ。婚活パーティや婚活アプリ、個室婚活、知人の紹介などで出会いを求めること2年半。

途中で婚活疲れもあったけれど、婚活歴2年半かつ恋人いない歴9年半でやっと彼ができ……! これは40代独女の「実名+顔出し」で書いている、リアル婚活ドキュメントである。

 

4カ月のデートを経て交際に

お付き合いが始まったジェントルさんは、49歳・アーティスト。バツイチで別居中の子供ありの男性。

最初は彼からの食事の誘いが、仕事なのかプライベートなのかわからなかった。会ってからもゲイかバイなのかと疑ったり、ただの友達なのか少しは恋愛感情があるのか悩んだりした。

いろいろあったけど、初デートから約4カ月、6回目のデートでやっとお互いの気持ちを伝え合い、交際が始まった。お互い大人のわりに、慎重で、ゆっくりした恋愛の展開だったと思う。

 

交際までに4カ月かかった理由

40代女性の婚活話を聞いていると、意外とすぐに交際が始まる人も少なくない(結婚に至るかは別として)。出会って1、2カ月でトントン拍子に付き合い始めたという人がけっこういる。

でも、私たちは4カ月かかった。

私はそもそも恋愛が苦手で、長年恋愛にご無沙汰だった。だから好きという感情を自覚するまで時間がかかったし、自覚してからもどうしたらいいかわからなかった。

過去の恋愛による男性不信もあった。あまり男を見る目がないと自認していた。だからこの4カ月、ジェントルさんと自分自身の「感覚的なもの」を大切にしていた気がする。

 

大切にしたのは「条件」じゃなくて

婚活を始めた頃は、相手の条件を見ていたような気がする。結婚歴、子供の有無、職業、学歴、年収……。チェックするのは悪いことではないけれど、それよりも感覚的なものが大事に感じた。

なぜなら「ずっと一緒にいたいと思える人」と付き合いたいから。

感覚的なものは何か? 私にとっては、人や物事に対する考え方や五感だった気がする。

浮気をしない誠実な人か、一緒にいて落ち着くか、仕事に対してどう向き合っているか、家族や友人との関係がどうなのか。そして、嗅覚、触覚、聴覚、味覚、視覚……生理的な感覚がしっくりくるかを大事にしていた。

たぶんこれは2、3回会っただけではジャッジできない。というか、短期間でジャッジすると私の場合は失敗する傾向にあったから(苦笑)。

一方で、彼のほうも恋愛に慎重だったのかもしれない。それは離婚の件や子供がいることも、関係あるのだろう。

ランチデートのあとは

ジェントルさんとのお付き合いが始まってからというもの、毎日とは言わないけれど連絡もマメに取るようになり、毎週デートをするようになった。

7回目のデートは六本木でランチ→美術館デートを経て、「今日の夜ごはん、僕が作りましょうか」という流れから彼の家に行くことになった。

東麻布にある日進ワールドデリカテッセンで食材を買い物し、彼の家へと向かった。

 

経験豊富なジェントルさん

買い物をしているときに感じたのは、ちょっと経験したことが違う人なのかも、ということ。

インターナショナルなマーケットに並ぶ、異国情緒あふれる食材。こんなところ、来たことなかった。お客さんはみんな多国籍。ジェントルさんも仕事で海外出張が多いし、以前は海外に住んでいたこともあるらしい。とてもグローバルな人。

そういえば、仕事も転職を繰り返してキャリアアップしている。結婚も子育ても経験している。いろいろと経験豊富だ。

 

なにかと足りない自分

それにくらべて私は……。

生まれも育ちもずっと埼玉県秩父市で、めっちゃドメスティック。学生時代の留学経験もないし、英語力はかろうじてひとり海外旅行ができるレベル。

仕事だって、新卒から入った会社に24年間ずっと勤務していて転職経験はないし、もちろん結婚も子育てもしていない。それどころか住んでいるところも20年近く同じ場所。

たくさんの経験を積んでなんでもできてしまうジェントルさんと、狭い世界で生きているあまり変化のない私。

4カ月のデートで「感覚的なもの」は合うと思ったけれど、生きてきた経験はほぼ真逆なんじゃないかと思った。

圧倒的に「自信がない」こと

ジェントルさんはどうして私なんかを好きになってくれたんだろう?

他にも素敵な女性はたくさんいるのに。

それに、ずっと好きでいてくれる保証はない。

「やっぱりなんか違った」とか言われてフラれちゃうんじゃないか……。

たぶん過去の恋愛のトラウマなのだろう。相手から好かれて交際が始まったのに、1年もしないうちに相手から去っていくパターンがほとんどだった20、30代の恋愛。

男性から「継続して」愛されることがなかった。だから、一瞬の好感を持ってもらえたとしても、ずっと好きでいてもらえる自信が圧倒的にない。

何度も会って話している中で、ジェントルさんは誠実な人、勝手に去っていかない人だと思った、いや思いたいけれど……。

 

アラフィフ男性「戻りガツオ」多し⁉

彼の家に着いた。

先週はアトリエだったけれど、今日は自宅。男性の部屋に入るのも9年半ぶりのことだ。

またお部屋からいい匂いがした。グリーン・ウッディな香り。センスのよい家具が置かれたオシャレな部屋だった。こういう所までいちいち素敵。そっけない私の部屋よりずーっとオシャレ。

改めて、こんな素敵な男性が独身でフリーだったことが驚きだ。素敵な男性は結婚してるか彼女がいるものだと思い込んでいた。多くの男性が20、30代で結婚をするけれど、3組に1組は離婚すると言われる昨今、40、50代あたりで独身市場に戻ってくるのだろうか。

脂がのった戻りガツオのような⁉  そう思うとアラフィフ世代には素敵な独身フリー男性が意外といるのかもしれない。

 

彼にごはんを作らせる40代独女

夕食に作ってくれたのは、チキンのグリル、クスクスのサラダ、野菜スープ。ご飯も炊いてくれた。見た目からして華やかな料理。

私はちょっと食器を洗うお手伝いをしただけで、ほとんど何もしてない。ジェントルさん、確実に私より料理上手。料理が苦手な私にはホントに理想的な人!

アサミ「いただきます」

さっそくスープからいただく。

アサミ「美味しい!」

ジェントル「味、薄くないですか? わりと塩を控えめにしてて」

アサミ「全然です! 美味しい」

クスクスのサラダも美味しかった。そしてメインのチキン。外がカリッと中はふっくらジューシー。

アサミ「ほんっとに美味しいです。こんなの作れるなんてすごい。尊敬します!」

ジェントル「簡単ですよ。オーブンで焼くだけだから」

それにしても付き合って初めてのおうちごはんって、フツーは彼女の手料理が多いよね。彼に手料理を作ってもらうなんて……恵まれすぎ!

 

「私でいいのかな?」

彼の手料理を食べ終えたあと、ソファでくつろぐ。

アサミ「なんか、私でいいのかなって思っちゃいます」

買い物をしているときから思っていたことを口にした。

ジェントル「どうして?」

アサミ「ジェントルさんは優しいし、お仕事できるし、知識豊富だし、カッコいいし、オシャレだし、お料理まで出来ちゃうなんて」

ジェントル「僕のほうこそです。アサミさんは女性らしいし、お仕事も素晴らしいし、優しいし、髪もキレイだし、お肌もつるつるだし、いい香りがするし。可愛らしい」

アサミ「いえ、そんな……」

彼の言葉に照れてしまう私。

 

感動! なんて素敵な甘い言葉

ふわっと彼の香りに包まれるのを感じた。やさしく抱きしめられたのだ。

ジェントル「宝物を見つけた気がする」

え!え!え! いまなんて⁉ なんておっしゃったの⁉  宝物っっっ? それ私のこと⁉ こんな素敵な甘い言葉、46年の人生で言われたことない。キャー! うれしすぎて鼻血が出そう。。。

ジェントルさんこそ、私の王子様

 

甘いひとときを過ごしたあと、その日は帰宅した。駅まで送ってくれた彼。また手をつないで歩いた。あったかい手。

本当に幸せ。ジェントルさんに出会えてよかった。この幸せがずっとずっと続いたらいいな。そう思いながら一人、家路についた。

 

【彼の手料理、甘い言葉。40代独女の幸せすぎる恋愛の行方は⁉ 6月5日(水)17時をお楽しみに!】

【前回はコチラ】

#146 40代独女、婚活2年半で「恋人ができた4つの理由」とは?【40代編集長の婚活記】

  40代編集長の婚活記まとめ

 

 

≪OTONA SALONE編集長・婚活コラムニスト 浅見悦子さんの他の記事をチェック!≫

 

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