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「きしつ」以外に何て読む?「気質」のもう一つの読み方、知っていますか?

OTONA SALONE / 2019年7月16日 11時30分

 

「普段何気なく使っている言葉なのに、漢字で書かれると途端に読み方に自信がなくなる」そんな経験ありませんか?音読み・訓読みが分かっていれば読める漢字もあれば、由来を知らないと読めない漢字も。中には「表す内容」によって読み方がまったく違うものも

例えば「気質」。

「気質」の読み方、知っていますか?

「きしつ」と読む人がほとんどなのではないでしょうか。「きしつ」も正しい読み方です。

言動に表れる、その人の身に備わった性質

引用元:三省堂 大辞林第三版

の意味を表す場合には「きしつ」と読みます。「気質」は、心理学では“人の性格の基礎をなす感情的反応の特徴”という意味を表します。

では、

1 身分・職業・年齢層・環境などを同じくする人たちの間にみられる、特有の気風・性格
2 習わし。慣習
3 容姿、または、性質・気だて

引用元:小学館 デジタル大辞泉

という意味の「気質」の読み方、なんだか分かりますか?

ヒントは“身分・職業・年齢層・環境などを同じくする人たちの間にみられる、特有の気風・性格”を示す言葉でよく用いられる「職人気質」「昔気質」の読み方。「あの人は昔気質(むかし〇〇〇)な人」といった台詞を聞いたことありませんか?

正解はコチラ!

「かたぎ」です。

「かたぎ」という読み方は、「形木(かたぎ)」(着物などの染め付けで使用される木製の型板)が語源とされています。昔の職人さんの独特な気風や気難しい性格から「気質」と「形木」をかけて「かたぎ」と呼ぶようになった・・・という説があります。

ただし、あくまで昔ながらの慣習を守り続ける「職人」に当てられる読み方のようで、「銀行員気質」「裁判官気質」とは読まないのが面白いところ。すべての人に当てはまるわけではない、独特の読み方です。

 

参考文献

  1. 気質、かたぎとは何か 笑える国語辞典
  2. ISM Publishing Lab., 『知らないと恥をかく! 社会人なら知っておきたい4冊セット 四字熟語、ことわざ、漢字、言葉の語源まで、成功に繋がる知恵』

 

≪レビューライター 片山香帆さんの他の記事をチェック!≫

 

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