「ありがとう」の反対語わかる?「ごめんなさい」ではありません
OTONA SALONE / 2019年9月16日 11時30分
え?この言葉の反対語ってそれだったんだ! 今日はそんな言葉を3つ集めてみましたよ。
1・受話器の反対語は?
答え
B 送話器
解説
「受話器」とは、電話でいうと、耳に当てる方。レシーバーともいいます。音声エネルギーを電気信号に変換します。それと対になっているのが、「送話器」。電話でいうと、口に当てる方。一般的には両方セットになっているものを「受話器」と呼びますね。
ちなみに、Aの「ハンズフリー」は「手が自由な、手がふさがっていない」という意味の言葉で、特に、電話を手で持たなくても通話できる機能を言います。Cの「受信機」は、発信された電波や振動電流を受信して、必要に応じて情報を取り出す装置のこと。ラジオ・テレビなどが「受信機」です。
2・前倒しの反対語は?
答え
C 先送り
解説
「前倒し」とは、予定の時期を繰り上げて予算を使ったり、計画を実施したりすること。反対語は「先送り」で物事の処理・解決などを、先に延ばすことですね。
これ、最近ではAの「後ろ倒し」も「前倒し」の反対語としてよくつかわれるようになってきたのですが、正確には「先送り」が正解です。なんなら実は「前倒し」も新しい言葉でして、本来は「繰り上げ」と言っていました。「予定を繰り上げる」などのように使いますね。
ちなみに、Bの「横倒し」は横に倒すことという意味。ほかに「無法なことを押し通すこと」「借金などを踏み倒すこと」にも使う言葉です。
3・ありがとうの反対語は?
答え
A あたりまえ
解説
こちらは、正確に反対語というわけではないのですが、語源から考えるとそうなります。「ありがとう」とは「有難う」とかき、「有難い」つまり「ふつう、そのようなことはあまりない」という状態を表します。めったにないことにたいし「有難し」「ありがたい」と感じ、お礼をする時には「ありがとう」となるわけです。
一方、「当たり前」はその逆。「あって当たり前」「当然」ということ。「そんなことは滅多にない」を語源とする「ありがとう」と「あって当たり前」が語源の「当たり前」は対になるというわけです。
ちなみに、Bの「ありやすい」という言葉はありません。Cの「ぎりがたい」は対人関係の義理を大切にして、おろそかにしないという意味の言葉です。
どうでしたか? 最後の「ありがとう」←→「あたりまえ」にはドキッとしませんでしたか? 反対語を知ることで、言葉をより一層、深く知ることができます。
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