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【40代編集長の婚活記#174】男の本性は、メッセージでわかるもの?

OTONA SALONE / 2019年12月4日 17時0分

40代の婚活は紆余曲折の繰り返し。OTONA SALONE編集長・アサミ(47歳)は婚活歴3年以上、交際が始まってもたった3カ月でフラれ、すっかり落ち込んでいた。

しかし、知人から誘われた飲み会で知り合ったバツイチ男性のゲームさん(48歳)と出会い、フレンドリーな性格や共通の知人の多さに、少しずつ興味を持ち始めて……。この物語は40代独女の「実名+顔出し」で書いている、リアル婚活ドキュメントである。

 

恋人は毎日連絡がフツウですか?

過去の恋愛の振り返ってわかった。私にはマメさが足りなかったのだ。

だから「僕のことそんなに好きじゃないでしょう」と言われてフラれたのかもしれない。「そんなことない」と否定しても、後の祭りだった。

恋人だったら毎日連絡するのが当たり前だと、周囲の女性たちは言っていた。それがフツウなんですか? そんな経験、人生で一回もしたことがなかった。私も連絡しなかったけど、よく考えたら相手からも来なかった。

それはつまり、私も相手を大切にしていなかったし、逆にいえば、彼も私を大切にしていなかったということだろうか。

あ……軽く落ち込む。

 

日課! 毎日ゲームさんに連絡する

まぁ、いいや。ゲームさんがどういう恋愛スタイルなのかはわからないけれど、いままでの自分のパターンではうまくいかなかったわけだし、やってないことをやってみる! それにまだゲームさんのこと知らないことばかりだから。

・ゲームさんに毎日連絡をする

・内容は、ゲームさんに関する質問

これを日課にすると決めた。

アサミ「こんばんは。先日はありがとうございました。楽しかったです。ゲームさんのこと、もっと知りたいと思っているので、質問させていただいてもいいですか?」

送ったのは夜。ちょっと遅い時間かなと思いながら、22時半ごろに。

え、ピカチュウ!?

しばらくして、ゲームさんから返信がきた。

ゲーム「ハイ。なんなりと」

おぉ、懐が広い感じで返信がきた! なんかノリがよさそうで安心。話をするときはフレンドリーでも、メッセージだと妙によそよそしくなる人がいるけれど、ゲームさんはそんなことなさそうだ。

すぐさま、スタンプが送られてきた。ピカチュウのスタンプだった。あら、意外とキュートなお方。

アサミ「ピカチュウ、お好きなんですか?」

またピカチュウスタンプが届いた。「ピカ☆」という音声とともに。

 

意外とお茶目なゲームさん

ポケットモンスターのことはよくわかっていないけど「YES」という意味かしら。でも、なんだかお茶目だな、ゲームさん。

ゲーム「いまだにポケモンGOやってるんだよね。世間的ブームは過ぎてるけど」

なるほど、そうなんだ。そういえば友達にもいたな。ポケモンGOのガチ勢が。ゲームさんもそうなんだろうか。あ、ゲーム会社だからゲーム好きなのか。

アサミ「スポットとか、探して行くんですか?」

ゲーム「惰性でやってるだけだから、そんな頑張ってないよ」

でもなんとなく、普段のゲームさんのことがちょっと知れた気がする。

 

やっぱり趣味はゲームか…

アサミ「やっぱりゲーム全般、お好きなんですか?」

ゲーム「まぁ、仕事でもあり、趣味でもありだね」

ふーん。まぁ、編集者が仕事柄、活字を読むのが多くなりがちっていうのと似たようなものか。そしてゲームさんはゲームが趣味……。

正直、私は子供のころからほとんどゲームをしてこなかった。ゲームが趣味という点では、一致しないな。

正直、ポケモンのこともゲームのこともまったく詳しくないため、これ以上、質問することがつらくなった。無理をするのはやめよう。その日のゲームさんへのメッセージはこれで終わりにした。

 

あぁ、なんかこういう内容になるつもりじゃなかったのに。

今日の質問は何にしよう?

書籍『40代ご無沙汰女子のざんねんな婚活』は、アサミの婚活初期から約2年までをまとめたもの。好評発売中です!

次の日の夜も、ほぼ同じ時間にゲームさんにメッセージを送ることにした。

今日の質問テーマは、カラオケに決めた。

 

というのは、昨日は期せずして趣味・ゲームの話になってしまい、私がよくわからないために質問がストップしてしまった。その点を反省。もっと私も興味のある内容じゃないと質問が続かない。

最初に会ったとき、好きなアーティストが共通したことを思い出した。だから、音楽系の話ならもっと盛り上がりそうだと思ったのだ。

 

いってみよう! カラオケの話題

アサミ「こんばんは。カラオケで歌う曲は何ですか?」

かなり唐突に質問をした。こんなのでもゲームさんは対応してくれるのだろうか。

ゲーム「ご一緒したかたのリクエストにお応えしますよ。だいたいなんでもいけますので」

そうきたか……。いや、彼自身の好みや選択を知りたいんだよな。そっか。具体的なシチュエーションで尋ねたほうが答えやすいか。

ちょっと質問を変えて、さらに聞いてみた。

アサミ「ありがとうございます。じゃ、もし初対面だけど同世代の男女6人でカラオケに行ったら何を歌います?」

 

まさかの回答に戸惑う

想定としては、私や私の友達とカラオケに行ったら何を歌うかだ。ゲームさんは1歳違いだし。

ゲーム「ん? ちょっと質問の意図がわからないですが、基本的にどんなアーティストが好きですかって聞いて、それを歌います」

リクエストを聞いて歌うってこと? うーん、そういう答えを待っているんじゃないのよ、ゲームさん。あなたのことをもっと知りたいから、どういう趣味趣向か答えてほしいのに。

いや、編集者なのに私の質問がよくなかったと反省。別の聞き方をしよう。

アサミ「質問が悪くてすみません。では、一番最近は何を歌いましたか?」

やっと引き出した回答は!

これなら具体的なアーティスト名か曲名が来るだろう!

ゲーム「なんだろ。あんまりカラオケ行かないからな。会社のみんなと言ったときに米津玄師の曲を歌ったかな」

おぉ、やっと待っていた答えが引き出せた。米津玄師か。イマドキだなぁ。

けれど、米津玄師から話題を広げていける自信がなかったのと、いろんな角度から質問を考えることになんだか疲れたので、その日のメッセージは終わりにすることにした。

 

メッセージで盛り上がるって、なにげに難しい……。日課をスタートさせて2日目にして早くもそれを感じていた。

 

【前回はコチラ】

【40代編集長の婚活記#173】独身女が40代にして「やめたこと、始めたこと」

【続きは12月日11(水)17時公開。お楽しみに!】

 

40代編集長の婚活記174

 

≪OTONA SALONE編集長・婚活コラムニスト 浅見悦子さんの他の記事をチェック!≫

 

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