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「たいたい」ではない!「態態」あなたは読める?3つの難読熟語

OTONA SALONE / 2020年1月6日 12時30分

同じ言葉を似回繰り返すことで、より強い意味を表現する畳語(じょうご)。今日は、普段よく使っている畳語を漢字にしてみたものを3つ紹介します。あなたは3問中何問読めるでしょうか。挑戦してみてください!

 

1・「努努」の読みは?

「どど」? まさかね(笑) そうではありません。ヒントを読んで、読み方を当ててみましょう!

「努努」の意味は次の通り。

  • 否定の言葉を伴って、少しも。ゆめにも。

例えば「努努考えもしなかった」など。

分かりましたか?

正解は……

さきほどの例文で言うと……

  • 努努(ゆめゆめ)考えもしなかった。

と読みます。

「努」は、「努力」を表す漢字ですが、「けっして」という意味もあります。重ねることで意味を強めていますね。ロックバンド ONE OK ROCK の曲名にもあるので、読めた人も多いかもしれませんね。

 

2・「揚揚」の読みは?

「ようよう」でいいのかな。どんな意味なのかしら。ヒントを読んで、読み方を当ててみましょう!

「揚揚」の意味は次の通り。

  • 得意げなさま

例えば「意気揚揚」など。

もう分かりましたね?

正解は……

そう。これは「ようよう」でOKです。さきほどの例文で言うと……

  • 意気揚々(いきようよう)

と読みます。

「揚」には、「あげる」という意味があります。重ねることで意味が強くなります。俗語で「あげあげ~」がありますが、同じような意味ですね。

 

3・「態態」の読みは?

「態態」は何と読むのでしょう。「たいたい」? ここまで読んだあなたなら、漢字のイメージから想像して読めるはず!ヒントを読んで、読み方を当ててみましょう!

「態態」の意味は次の通り。

  • そのことだけのために、特に行うさま。特別に。とりたてて

例えば「忘れ物をして態態取りに戻った」

簡単。もう分かってしまいましたね。

正解は……

さきほどの例文で言うと……

  • 忘れ物をして態態(わざわざ)取りに戻った。

と読みます。

「態」には「すがた」「さま(様子)」という意味がありますが「わざと」という意味もあります。ずばり二つ重ねて使うことで「わざわざ」という意味を表すのですね。

 

どうでしたか? どれも普段使っている単語ですよね? 漢字で書くとこうだったのか!という発見があったと思います。このような畳語は仮名表記することが多いのですが、漢字で書くとこういう字を使うのだと分かっていると、これらの畳語をより深く理解することになると思います。

 

≪国語教師・文章コンサルタント・文章力養成コーチ 松嶋有香さんの他の記事をチェック!≫

 

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