年収1億円の人が、アメックスの幻カードを敢えて作らなかったワケ
OTONA SALONE / 2020年3月22日 19時0分
さんきゅう倉田です。4月で芸歴11年になります。
同じ仕事を10年続けるなんて、ぐうたらなぼくにしては、すこぶる偉いと思います。芸人の仕事は多様性があって面白いから、ずっと続けていられるんだと思っています。飽きることもないし、早起きもしなくて良いし、自分の努力が売上に反映されやすいので、この仕事を気に入っています。
交友関係が自分の年収を決める?
どこかの誰かが、昔、こんなことを言ったそうです。
「自分がよく遊ぶ人や会う人10人の年収を平均すると、自分の年収に近似する」
これをはじめて聞いたとき「うん!たしかに!」と目から鱗を落とすようなことはありませんでした。「そりゃそうだろ」と、心のなかでつっこんだと記憶しています。
食事や遊び方は、所得を映す鏡なので、所得に乖離があると反復・継続して会うのは難しいですよね。持っている考えや情報も大きく異なるので、話も合いません。
だから、人は、同じくらいの年収の人とつるむようになります。一時的にお金持ちと遊ぶことはあっても、いつかは収束していきます。それが、社会の摂理です。
ぼくは所得に関係なく誰とでも会いますが、仕事を頑張っていない人とだけは会わないようにしています。
仕事を頑張っていない人は、ぼくの仕事やお金の話を聞いてもたのしめないし、仕事を頑張らない人は仕事をたのしんでいない人だと思うので、ぼくとは考え方が合わない気がするのです。おそらく、面白い情報や知識も持っていません。
仕事を頑張る人は、アメックスのセンチュリオンがほしい
先日、GAFAの元社員に誘われて、大手町で食事をしました(GAFAの中のどこかは、伏せておきます)。
参加者はみな、平均よりだいぶ所得が高く、知的な人相をしていて、とても魅力的です。メンバーの中には、有名な会社の役員もいました。彼は年収1億円で、年齢はぼくと同じ35歳です。
その日、参加したメンバーの中にアメックスの社員がいたので、ビールを3杯飲んだところで、ぼくと年収1億円の人のアメックストークが始まりました。
年収1億円の人は、以前、ブラックカードを検討していたそうです。アメックスのブラックといえば、「センチュリオン」です。クレジットカードの中では、最もステータスが高いといわれています。
ただ、ほしいと思っても、会員になることはできません。アメックスからのインビテーションを待たなければいけない。社員の方に聞いても、その基準はわかりませんでしたが、別の人からは「預金が10億円以上必要」という噂を聞きました。
年収1億円の人は、さすがに預金は10億円ないし、ブラックカードを持っていても、活用できないと考えて、断念したそうです。
ぼくは、その場で、ぱっと思いつくブラックカードのメリットを言いました。それが、「本来、予約できない飲食店に行くことができる」だったんですが、他の人からこう言われて、すぐに取り下げました。
「アメックスのブラックカードが持てるなら、ツテでどこの店でも予約できる」
確かに、それだけの資金力があれば、知人や別のサービスを使って、カンテサンスやすきやばし次郎、スタミナ苑を好きなときに予約できるのかもしれません(実際はどうなんでしょうか?センチュリオンを持っている方、教えて下さい)。
だから、ブラックカードは作らない
友達のいない資産家であれば、ブラックカードのサービスは魅力的かもしれませんが、有名な法人の役員で、そこが私服で出勤するタイプの今どきの会社で、本人が人とのつながりを大切にしている人間であれば、お店の予約も航空券の手配も、その他のサービスも自社で完結できるので不要でしょう。
ブラックカードのメリットを満足に享受できないかもしれません。だから、ブラックカードを目指すことはやめたそうです。
「でも、あったら便利だなと思うときはありますか?」と聞いたら、少し悩んで
「女の子とご飯に行って、会計のときにチラッと見えるのが、アメックスのセンチュリオンだと、いいですよねえ」
と言っていました。
そういえば、ぼくも芸人を始めて1年目の頃、アメックスのゴールドでいつも会計していました。そういうのは、女性から見てどうなんでしょうか。プラスに働くものなのでしょうか。統計を取ってみたいですね。
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