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「おもむろ」ではない!「懇ろ」の正しい読み方、知っていますか?

OTONA SALONE / 2020年3月20日 11時30分

普段何気なく耳にしている言葉であっても、漢字で表されると途端に読めなくなってしまう…そんな経験、ありませんか?

そこで本記事では、意外と読めない感じのクイズを出題します。

「懇ろ」と書かれていたら、あなたはなんと読みますか?

「懇ろ」なんと読む?

「〜ろ」の送り仮名から推測して、「おもむろ」「むしろ」などと読んだ人も少なくないはず。しかし「おもむろ」も「むしろ」も間違いです。

正解はこちら!

正解は「ねんごろ」です。

「懇ろ」とは

【形容動詞】

1 心がこもっているさま。親身であるさま。
2 親しいさま。特に、男女の仲が親密であるさま。

【名詞】

1 親密になること。
2 男女が情を通じること。
3 男色関係を持つこと。

引用元:小学館 デジタル大辞泉

という意味があります。

「懇ろなもてなしを受けた」「懇ろに弔った」などと使えば、心がこもっていること、親身であることを表すことができます。しかし「懇ろ」には「男女の仲が親密な様」を表す意味もあるため、誤解を招かないようにするためにも、恋愛関係ではない男女に使うのはおすすめしません

「おもむろ」はなんと書く?

間違った読み方として紹介した「おもむろ」はなんと書くでしょうか。

正解は「徐(おもむろ)」です。

「徐に」とあったら、「じょに」ではなく「おもむろに」と読んでくださいね!

意味は

落ち着いて、ゆっくりと行動するさま。

引用元:小学館 デジタル大辞泉

を表します。

なお「徐に」の本来の意味は「ゆっくりと」ですが、文化庁が平成26年度に実施した「国語に関する世論調査」によると、本来の意味ではない「不意に」の意味で使う人が増えつつあるようです。

言葉というのは時代とともに変化するもの。読み方や意味も柔軟に変わりゆくものではありますが、「懇ろ」の読み方と使う場面には注意しておきたいものです。

参考文献:瀬崎圭二監修, 『正しい日本語どっち? 500』, 平成28年5月20日, 株式会社 彩図社

 

≪レビューライター 片山香帆さんの他の記事をチェック!≫

 

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